ロンドンオリンピックのメダリストである競泳の寺川綾選手（＝ミズノ、27）と松田丈志選手（＝コスモス薬品、28）が22日、都内で行われた、いい眠りのための寝具ブランド「スマートスリープ」の新商品『アクア アクティブパッド』（パラマウントベッド株式会社）発売イベントに出席した。
同商品は、外側のキルトパッドを外すと、水を内包した11個の薄いセルでできたパッドが出てくる。水を細かく分割することで体圧による水の広がりを制限し、寝具と身体のすき間に一瞬にして水がフィットするように設計されている。
また、オフィシャルスポンサーとして睡眠・休息をサポートしている競泳日本代表選手が、各遠征先の様々な過酷な条件下でも快適な睡眠・寝返りが得られるよう、5月から同製品を各選手に提供している。
腰痛持ちで、悩んでいたという寺川は、「使っていない時は、寝返りうつだけで目が覚めてしまったし、朝起きると腰が痛かった」というほどだったが、このマットを使ってからは、「心地よく寝られ、朝の目覚めも全く違いますね」と、効果を強調する。
松田は、「筋トレした次の日は腰が重くなったりしていたんですけど、それが減りました。水が入っているんで、どんな体勢でもいい状態に優しく包んでくれるから、寝起きがいい」と、フィット感を強調。
また、海外に行くと異常に固いベッドや柔らかすぎるものなど、まちまちなので、安定していい状態で眠れるのは、体調管理に重宝したという。
アスリートにとって重要なのは、疲れを翌日に残さないこと。寺川は、「身体を鍛えることよりも回復させるのが年齢と共に大切になる。よい睡眠ができない次の日の朝練は精神的にもダメージ多い」といい、松田も、「僕らもいい年なので（笑い）。体を酷使しているのは当然で、いかにリカバリーして、翌日動けるかが大事」と、口をそろえる。
そのためには「食事と睡眠」だそうで、松田は、「寝る直前にお呂に入ったり、本を読みながらの半身浴やアロマを焚いたりして、いい睡眠に入れるように工夫している」と、意外な一面を語る。
寺川も、「熟睡するために 入浴剤を持ち歩いたり、ボディークリームで好きな香りを選んで持って行く」ようにしているそうで、今のお気に入りの香はラベンダーだそうだ。
とは言え、寺川は布団がなかったり、枕が下のほうにあったりと、寝相が悪いと、こちらも意外な一面を語ったが、「パットを使って寝相がよくなる人はないけど。フィットするので問題ない。寝相が悪い私にもってこい」と、笑わせた。
メダリストとして、帰国後、2人はテレビ出演や雑誌の取材、20日の銀座パレードや、イベント出演など、多忙な日々を過ごしているが、寺川は、「休みないですね。スケジュールは把握してなくて、いわれるがまま」現場に向かっているそうで、松田は、「暇なよりはいいですね。暇だと寂しい」と、アスリートとしての本音も。
今後について、トークショーで話を盛り上げた2人に、「あんなにトークが上手いとは思わなかった。スポーツキャスターへの転身は？」と、問われた2人は、「向いてないと思う」と、苦笑いで否定。松田は、「もうちょっとゆっくりしてから考えます」とした。
