バイクでアクロバティックパフォーマンスをするFMX(フリースタイルモトクロス)のショーケースとなる「CHIMERA FMX in うめきた2019」(主催:一般社団法人 CHIMERA Union)が、11月30日、大阪・うめきた2期地区北街区 暫定利用スペースにて開催された。
東京・お台場で名実ともに実績を重ねた、エクストリーム・ストリート・音楽が熱く絡み合う日本生まれのアーバンスポーツフェスティバル「CHIMERA GAMES(キメラゲームス)」。FMXや自転車でアクロバティックパフォーマンスをするBMX(バイシクルモトクロス)、スケートボード、ストリートダンスなど、第一線で活躍するトッププロたちが技を披露するショーケースや、様々なスポーツを実際に体験すること出来る。
大阪初上陸となる今回のイベントは、FMXやBMX、パフォーマンス集団によるショーコンテンツに加え、BMX、ランバイク、跳び箱、ダブルダッチなど子ども達向けの体験コンテンツが用意され、大人から子どもまで多くの人たちが集まった。来場者達は、普段見ることのできないトップアスリートの技に熱狂するとともに、体験エリアでは夢中になって体を動かしていた。
イベントが開催された場所は、やがて公園へと変貌を遂げる。主催者は、「いつの日か、みどりに覆われた公園を訪れ、幼い日のわくわく体験の記憶をたどる時、まちの変貌と自分の成長を実感し、うめきたという場所に愛着を感じてもらえることを期待します」と、開催の意義をコメント。
イベントの最後に、主催者から「CHIMERA FMX in うめきた2019」をさらにスケールアップさせた「CHIMERA GAMES」が、2020年5月16日、17日の2日間、大阪・泉大津フェニックスにて開催されることが発表された。詳細については、後日改めて発表される予定。
イベントのメインとなるFMXスペシャルパフォーマンスでは、FMX界のレジェンド釘村孝太選手や若手注目株の“江原兄弟”こと江原大地選手、江原大空選手が登場。選手が紹介されると会場に集まった観客からは大きな拍手が湧き起こり、スマートフォンやカメラを手に目の前で繰り広げられる特別な瞬間を逃すまいとスタート地点に注目が集まる。
スタートの合図後、選手は巨大なジャンプ台をバイクで一気に駆け上がり大阪の空へライドオン。大都会の青空をバックに、体をひねったり、回転したりと宙を舞いながら様々な技を繰り広げ着地。見たことのない大迫力のアクロバットなパフォーマンスに会場のボルテージは最高潮に達し、大きな歓声と拍手に包まれた。各選手が個人で技を披露した後は、3選手が連続で宙を舞う特別な技も披露し、イベントのフィナーレを飾った。
また、様々なシーンで活躍中の実力派ダンサーが集結したCHIMERA GIRLSのダンスパフォーマンスやBMXフラットランド界における日本の第一人者田中光太郎選手が多彩な技を目の前で披露。パフォーマンスチーム PADMA(パドマ)は、アクロバットやダブルダッチ、巨大とび箱など、強靭な肉体を使い驚異のパフォーマンスを披露した。
体験エリアには、朝から多くの子どもたちが集まり、お父さん・お母さんの見守る中、用意された様々なスポーツを体験。波打った路面をBMX・ランバイクで駆け抜けたり、跳び箱やダブルダッチにチャレンジしたり、夢中になって体を動かしていた。