人気声優・野水伊織と豊永利行（28）が19日、東京・渋谷公会堂でそれぞれ主演した映画『死ガ二人ヲワカツマデ…』（監督：松村清秀／配給：日活）の『第一章 色ノナイ青』『第二章 南瓜花-nananka-』プレミアイベントに出演した。
『第一章』のヒロインを野水、『第二章』主人公を豊永がそれぞれ主演。『第一章』では、生きることに何の執着もない殺し屋・メイファ（喜矢武豊）と、悲しい過去から殺し屋を志望する少女・海（野水）は、ある日、出会い惹かれあっていく。しかし、メイファと殺しあう宿命を背負った男・黒騎や兎黒（葵）たちが現れることとなり…。俳優、声優などさまざまジャンルの役者が集結した本格ハードアクション作品。一方の『第二章』では、医師の豊永が田舎の病院内で起こった謎の連続自殺の謎に人気アイドルグループ『AKB48』の“れいにゃん”藤江れいな（18、チームK）演じる新田怜羅らとともに挑んでいくサスペンス・アクション。
イベント前に野水、豊永とともに、『ゴールデンボンバー』メンバーで『第一章』を主演した喜矢武豊（27）、樽美酒研二（31）、歌広場淳（26）、鬼龍院翔（28）とともに囲み会見が開かれた。喜矢武が『ゴルゴ13』のようなメイクと衣装で登場し報道陣をあ然とさせるなか、野水が「普段声優として活動させて頂いているので…」とあいさつしようとすると、喜矢武が「ウソつけ！」と、適当すぎるツッコミが入り、「本当ですよ！」と、適応しつつ、「緊張とかもありましたけど、みなさんに観て頂いて嬉しいような恥ずかしいような気持ちです」と、心情を。
豊永も「舞台役者出身なので、舞台の中でも若い人材を使っていただけたことに感謝してます」とコメントすると、喜矢武が「そんなに若くない…」と、ボソリとつぶやき、豊永も「誰がアラサーじゃい！」と、ノリツッコミで応酬するなど、独特の雰囲気を漂わせつつ、「僕がメインのポジションにつくというのはないと思っていて、目とか背が小さいので主人公向きじゃないないけど、主人公の特徴を捉えていただいての起用が嬉しかった」と、喜びを。
野水も役どころで、「ヒロインという役でドキドキしていたんですが、愛着が持てて刺激がありました」と振り返る。ただし、普段は声優の仕事をメインに活動しているため、「ラストの方で動きのついたお芝居をやらせて頂いたのですが、結構いろいろ教えていただいた中で、頑張りました」と、苦労もあったそうだ。
なお、見どころについて尋ねられた際に、喜矢武が「海ちゃんとのセックスシーンです」と、本編にまったくないシーンをあげ、これには野水も、「ねーし！」とあきれ気味。さらにセクハラトークをヒートアップさせようとする喜矢武に見かねた樽美酒が頭をはたくなど助け舟を出し、豊永から「ありがとうございます」と、お礼が出るほどだった。
会見終了後、2回のイベントが開かれ計4000人が詰めかけた同所の壇上でもあいさつをし、盛り上がりを見せていた。
『死ガ二人ヲワカツマデ…』の『第一章 色ノナイ青』『第二章 南瓜花-nananka-』は9月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開！
