女優・戸田恵子（54）が15日、東京・調布市「調布市グリーンホール」で開催された『20thAnniversaryキンダー・フィルム・フェスティバル』のオープニングイベントに、タレント・中山秀征（45）、フリーアナウンサー・内田恭子（36）、声優・三ツ矢雄二（57）、タレント・ルー・大柴（58）、声優で歌手の佐久間レイ（47）、堀内賢雄（55）らとともに出席した。
今年 20 回目を迎える同映画祭は、ベルリン国際映画祭児童映画部門の協力を得て1992年にスタート。日本の子どもたちのために世界中から集めた映画を声優の生アフレコで上映する国際映画祭。今年も100本以上の候補作品から長編4本、短編10本を上演する。
昨年より、実行委員長「映画祭チェアパーソン」に就任した戸田は、「20周年を迎えまして、今年は豪華に海外からゲストをお招きしましてやっております。子供たちのためにやっているフェスティバルなんですけど、大人たちに頼らないと、進行できない話なんですね。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばぁちゃん、大人たちに、これからも導いてくれたらなぁと思います」と、大人たちの積極参加を請う。
今年から「広報宣伝大使」に就任した中山も、「子供は映画にすごく興味があるんですよね。でも、大人が連れて行かないと、その会場に行くことができない。でも、その会場で見るものって、子供の時しか感じられないものがある。それは親が協力してあげなきゃいけない。世界にはこれだけ多くの知らないもので、素晴らしいものがたくさんある。そういうものを戸田さん始めスタッフの皆さんで集めております。お勧めの映画ばかりなので、楽しんで頂ければなと思います」と、やはり親の協力が必要不可欠と訴えた。
実際、子だくさんの中山は、「いまだに子供と映画館には行きます。中学生、小学生、幼稚園児と3人おりますから、映画をみるパターンも幅があるんですけど、時代と共に子どもたちの好きなものありますよね。各世代のものを見てます」と、実践しているそうだ。
また、報道陣から、戸田がアニメ『それゆけ！アンパンマン』でアンパンマンの声を担当していることから、「アンパンマンは当然、見ますよね」とふられると、「子供たち（の観る映画）はアンパンマンで始まるんですよ。戸田さんの声。魅力ですよね」と、持ち上げて力説する。
今回は、「アンパンマン」の戸田に加え、「カツドンマン」の三ツ矢、「バタコさん」の佐久間、「さんしょくん」を始め、さまざまなキャラクターを演じている堀内と、“チームアンパンマン”とも言うべき、気心の知れたプロの声優陣が参加している。
三ツ矢は、「親友の戸田恵子が関わっているキンダー映画祭に、今回、初めて参加させていただきます。生アテレコで、すごいでっかい海賊の役を当てられまして、この私のか細い声で果たして出来るかどうか。グレーゾーンな海賊になってしまうんではないかと（笑い）。とりあえず頑張っていきたい」と、笑わせた。さらに、「子供が見て楽しめる映画は大人も楽しめる。日本ではファミリーが見て楽しめる映画が少ないと思うので、これを機に作っていただければなぁ」と、希望を語った。
佐久間は、「作品もさることながら時間の大切さも感じていただけたら。素敵な作品を見ながら一言一言話をしていただけばと思います。生アテレコ頑張ります」と、21歳の子供がいる子育て経験者の視点から親子対話の重要性を語った。
堀内は、「初参加なんですけど、90分のライブシネマを担当させていただきます。リハーサルの時も自分のほうが楽しんじゃって、僕も子供のころ見た映画で一生忘れられないものあるので、自分も楽しんでみなさんに感動を与えたい」と、抱負を述べた。
今年で参加4回目のルーは、「外国の作品は充実してまして、昔を振り返るような大人も楽しめる作品がメニイ、メニイございます。このフェスティバルにトゥギャザーで来ていただいて、家族で夏休みのひと時をムービーをウォッチしていただいて、エンジョイしていただければ、ベリーハッピーかなと思っております」と、ルー語を交えてPRした。
同映画祭は、8月15日より19日までの5日間、同所で開催される。
