ロンドンオリンピック第16日目の11日、バレーボール女子の“火の鳥NIPPON”は、アジアのライバル韓国を3‐0のストレートで破り、28年ぶりに銅メダルを獲得。オリンピックの最終メンバーに残れるかどうかの瀬戸際だった迫田さおり(=東レ、24)が、スターターで出場し、20点以上の大活躍。
迫田は、「ミホ(石田瑞穂)のユニフォームを自分のユニフォームの下に着て一緒に戦ってました」と、母親が危篤なため、開会式直後に緊急帰国した石田瑞穂(=久光製薬、24)へもメッセージを送った。
眞鍋政義監督(48)
選手たちが本当にすごい集中力で感動しました。シビレますね~。12名の選手たちが凄かったですもん。(迫田選手の先発起用が当たりましたが?)迫田は、韓国戦でのデータが一番。(今日はスパイク成功率)60%ぐらいいってますかねぇ。(竹下は)セッターと言うポジションは感情を表に出せないですけど、(今日は)かなり嬉しいと思います。(メダルかかった韓国戦でしたが、)プレッシャーというより、やってきたことをやろうと。よく勝ってくれました。(3年半を振り返って)いろんなことをしましたけど、選手には厳しい練習だったと思うんですけど感謝です。(監督も寝ずにデータを分析しましたが)スタッフが本当に睡眠時間なく遅くまでデータを分析してくれましたが、それは選手が一番よくわかっているんでスタッフ、選手に感謝してます。
荒木絵里香選手
本当にうれしいです。このチームで、このメンバーでみんなの思いがつながって嬉しいです。いろんな人の支えでここまでこれたと思うし、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にうれしいです。こういうふうに(メダルという)形になったことが嬉しいです。
竹下佳江選手
すごく嬉しいです。内容の濃いバレー(ボール)人生だったと思います。たくさんの仲間に支えられて、素晴らしい人に巡り会えたと感謝しています。私たちが絶対に勝つと思ってコートに立ってました。1本1本がしびれる試合でした。ユックリ休みたいと思います。(自分で自分を褒めたい?)本当によく頑張ったと思います。本当に良かったです。ありがとうございます。
木村沙織
ほんとうに嬉しいです。韓国には、前回(5月に行われた世界最終予選を兼ねたアジア大陸予選大会で)負けていたのでしっかりリベンジできてよかった。オリンピックで銅メダルが嬉しい。アテネ(オリンピック)でも負けていたので、強い韓国の方がイメージあったんですけど、自分たちの方が相手より積み重ねてきたものは多くあったので、それが出たのでよかった。みんなでつないでつないだボールなので、ぜったい最後は決めようと気持ち込めて打ちました。早く(メダル)かけたい。3大会経験させてもらいましたけど、初めてオリンピック長いなぁと。でも、終わってみたらあっというまだなと。
大友愛選手
実感がないです。みんなに助けられて、コートに最後まで立ててうれしかった。みんなで目標にしていたメダルが獲れた。このメンバーで戦えてよかった。最高の仲間と日の丸付けて戦えることが出来て、よかった。(これで)娘との時間が作れるなぁと思います。(一区切りかな?)どうかな。やりきったと思います。早く娘に(銅メダル)見せたいなぁと思います。
迫田さおり選手
ありがとうございます。ミホ(石田瑞穂)が付いててくれたので。ミホ(石田瑞穂)のユニフォームを自分のユニフォームの下に着て一緒に戦ってました。会場にいても13人で闘っているという思いで戦ってました、ミホの力も借りて。(先発には)不安だったんですけど、自分の役割は絶対に果たしたいと思った。貢献したいという気持ちあった。思いきり頑張りました。最高の舞台で戦わせてもらうことに感謝しています。みんなに背中押してもらったおかげです。(12人に入れるか微妙なラインでしたが)振り返ってみると立つか立たないかの瀬戸際だったんですけど、(コートに立てて)よかったです。
(石田瑞穂は、リザーブ選手として13人目のオリンピック代表メンバーとなったが、開会式直後に、石田選手のお母様が倒れ、危篤状態となったため、緊急帰国した。日本チームのベンチには、石田選手の背番号13のユニフォームが置かれ、仲良しの迫田は、石田選手のユニフォームをお守りとして自分のユニフォームの中に着て試合に挑んでいた)
佐野優子
嬉しいんですけど言葉が見つからないです。みんなに感謝しています。(これが最後と決めていた?)1つ1つが最後だと思うと切なかったですけど、いい試合しようと思って韓国戦を闘ったので、(勝って銅メダルは)嬉しいです。
新鍋理沙選手
嬉しいです。(今日は泣いてる?)今日は泣いている。嬉しいです。(初めてのオリンピックでしたが)みんなで最後の1試合なので、ひとつになって戦えたと思います。嬉しいです。