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【ロンドン五輪】バドミントン女子ダブルス“フジカキ”組、快挙!史上初のメダル確定

 ロンドンオリンピック大会第7日目の8月2日、バドミントン女子ダブルスの準決勝が行われ、“フジカキ”の愛称で呼ばれる藤井瑞希(=ルネサス、23)と垣岩令佳(=ルネサス、23)組が、カナダのブルース・アレックスとミシェル・リのペアをゲームカウント2‐1で破り、日本バドミントン界の悲願であった史上初のメダル獲得を確定させた。

 ロンドンオリンピックのバドミントン女子ダブルスといえば、1次リーグ突破が決まっていた第一シードの中国ペア、韓国ペア2組、インドネシアのペア、計4組が決勝トーナメントでの戦いを有利にするために、「無気力試合」をしたとして、失格になった。

 その代わりに繰り上がり、準々決勝を勝ち上がってきたのが、カナダペアだった。世界ランク27位という格下相手ではあったが、日本ペアにも、勝てば史上初のメダルか確定するという重圧がのしかかった。

 藤井瑞希・垣岩令佳 2(21-12、19-21、21-13)1 ブルース・アレックス、ミシェル・リ(カナダ)

 堅さがみられる日本ペアは、本来の調子ではないながらも、一進一退のシーソーゲームを続け、後半に入ると、突き放して、なんとか1ゲーム目を取る。これで緊張から解放されたかと思われたが、せっかく前半をリードしていたものの、後半はミスが出て、逆転で、ゲームを奪われてしまう。

 ゲームカウント1‐1で迎えた第3ゲーム。開き直れたのか、前半を11-5と引き離して折り返すが、後半になって、また、ミスから追い上げられる。「普段では考えられないような空振りや消極的なプレイ」と、テレビ解説者が言うように、あきにかに、メダルへのプレッシャーでガチガチ。それでも実力にまさる日本ペアが、強烈なスマッシュとテクニックで引き離し、第3セットを取り、決勝進出を決めた。

 ゲームセットと同時に2人は抱き合い、顔をぬぐいながら喜び合った。

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