全国から女性アイドルグループが集結したライブイベント『SUMMER FESTIVAL WATER7 2012 @yokohama』が31日、神奈川・横浜BLITZで開催され、愛媛のアイドルグループ『ひめキュンフルーツ缶』がトリを務めた。
日本全国から11組の女性アイドルグループが出演するということで、場内にはそれぞれお目当てのグループのTシャツを着たファンの姿が。自身が応援するアイドルの出番のときには前に出て、終了したら後ろに下がるという暗黙のルールの中、ファンは色とりどりのサイリウムを振り、声援を送った。
まず、トップバッターは東京・赤羽発のアイドルグループ『AKBN 0』。メンバーはそれぞれライブやイベント、CD販売などで活動資金を捻出しなければならないという“自給自足アイドル”で、「○○万円貯まったら○○でコンサート」と活動目標を設定しており、最終目標はNHK紅白歌合戦出場で、それを果たしたら即解散という異色のグループだ。『AKBN 0』は、メンバー9人が、ピンクのチェック柄のスカートの制服姿で登場し、「ごめんね☆My Way」など3曲を熱唱。「純情サテライト」では、キュートなロボットダンスを披露した。
続いて、名古屋から来た女性2人組『I’S★2ME』が、「えまーじぇんしー!!」など2曲を歌った後、場内にチャイムの音が。まるで授業が始まるかのような演出で、福岡のアイドルグループ『青春女子学園』が登場！ 50名の大所帯だけに、この日は選抜された女の子11人…いや、明らかに男のメンバーが2人。どうやら、公式HPで告知しているように、ライブやUSTREAMでしかお目にかかれない招幸子と宇井崎貴子の2人と思われる。しかし、その2人も違和感なく『青春女子学園』に溶け込み、観客にとっては、そんなことすらどうでもいいほどのダイナミックなダンスで魅了した。
制服と旗を青に統一した『フラップガールズスクール』、純白の衣装の3人組『MYM Melody』の出演後、群馬ご当地アイドル『AKG』が登場。ダメンズに喝を入れる歌詞の「しっかりしてよっ！」はまさに強烈！「♪草食系ってヤバくない？」「♪ウチらが時代を変える」とメッセージ性の強い歌が、見る者の心に突き刺さった。
『ステーション♪』は駅員を連想させる黄と緑のツートンカラーの制服で、「ぐるぐるビーム」など2曲をパフォーマンスし、お次は『DokiDoki☆ドリームキャンパス』。6月から森谷まりん(19)、末永みゆ(16)に第3期新メンバー5人を加えた7人で活動しており、この日はライブで人気のナンバー「教室サバイバル」、「キャラメル★ハート」と8月26日発売の新曲「HAPPY×ハッピ×HAPPY」の3曲を歌い上げる。
そして、大阪の『JK21』の出番になると、機材トラブルのハプニング発生！ なかなかメンバーが出てこない事態に、場内もざわついたが、「あれ？ 音鳴れへんな～」と何事もなかったかのように『JK21』が登場すると、今度はバッチリ音が鳴り、ライブスタート。「恋のキセキ」など3曲を披露した。
“よしもとグラビアエージェンシー”こと『YGA』は、オリコンチャート5位を記録した「情熱ヒロイン」など3曲を歌い、グラドルとしても活躍する谷侑加子(21)は、キレキレのダンス。林沙奈恵(20)は、この後に登場するひめキュンのメンバーにラブコールを送るなど、観客を楽しませた。
いよいよオーラスは、愛媛が生んだ女性5人組アイドル『ひめキュンフルーツ缶』。人気メンバーの奥村真友里(16)は、『MINTIAガール愛媛代表』ということで、注目を集めているが、この日もライブでは定番のアイドルらしからぬ、囚人のようなボーダー柄の衣装。ゴリゴリのロックサウンドをバックに、メンバーたちが激しく歌い、踊る。東京にも頻繁に遠征し、ライブを行うことでも有名なひめキュンだが、「横浜～！ 会いたかったよ～！」のひと声で、ファンの心をわしづかみ！ 関東近郊だけでなく、地元・愛媛からも熱いファンが駆けつけた中、「ワタシダイイチキボウ」、「ストロベリーKISS」、「あれ？アレ!!天国」(岡本真依のソロ)、「愛.my COLOR」、「恋が止まらない」の5曲を熱唱し、トリの重責を果たした。
