ロンドンオリンピック大会5日目の31日、卓球女子シングルス準々決勝戦が行われ、“愛ちゃん”福原愛(=ANA、23)と石川佳純(=全農、19)が登場し、石川は、持ち前の強気の卓球で、貫録のベスト4進出。愛ちゃんは、世界ランク1位の丁寧(中国)と対戦し、ストレートで敗退した。
石川佳純 4(8-11、11-5、11-4、11-8、11-4)1 ワン・ユエグ(シンガポール)
初出場ながら、持ち前の強気の卓球で、ベスト8まで勝ち上がった石川は、第1ゲームを流れがつかめず、8-11で落としたが、第2ゲームからは、石川のスマッシュが面白いように決まり、力でねじ伏せたというような完勝。日本女子卓球史上初の4強入りを果たした。
一方、愛ちゃんは、準々決勝の相手は世界ランク1位の丁寧(中国)と対戦した。
福原愛 0(13-15、6-11、6-11、4-11)4 丁寧(中国)
第1ゲームの立ち上がり、4ポイントを連取し、絶好の立ち上がりをした愛ちゃん。その後も、ストレートへのスマッシュがキレイに決まるなど、ゲームポイントの10点目も愛ちゃんが先に取る。
しかし、ここから王者・丁寧が激しく追い上げ、10-10でジュース。一進一退の攻防が続くが最後は女王に15-13で先取される。第2ゲームからは、愛ちゃんのスマッシュがオーバーやネットにかかるなど、なかなか1ゲーム目のような攻撃にならない。結局、ストレートで敗れ、ベスト4進出はならなかった。