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【ロンドン五輪】柔道女子63kg級上野順恵!準々決勝で敗退、敗者復活戦へ

ロンドンオリンピック大会5日目の31日、柔道は女子63kg級上野順恵(=三井住友海上、29)が登場。姉の雅恵が70キロ級で2004年アテネ、2008年北京でオリンピック連覇を果たしており、日本柔道初の姉妹での金メダルを狙う。

上野は、2009、2010年世界選手権連覇し、現在、世界ランキング1位。昨日の57キロ級の松本薫(=フォーリーフジャパン、24)に続いてほしいところ。

1回戦 上野順恵 ○(抑え込み 1本)× ガリマ・チョーダリー(インド)

寝技が得意な上野は、開始から立ち技で相手を崩し、寝技に持ち込む。21秒、体勢が崩れた相手は、上野の寝技を腹ばいになって防御するが、それをひっくり返すと、あっという間に寝技から、崩れ袈裟固めでの抑えこみで「1本」。

完璧と言えるスタートを切った。

2回戦 上野順恵 ○(体落とし 有効)× マリヤナ・ミスコビッチ(クロアチア)

激しく前に攻め、組み際に技をかけてくるミスコビッチに対して、しっかりした組手を目指す上野。組み手争いから、投げ技をかけつぶれるというパターンで、両者ポイントないまま延長戦。

延長戦16秒、引手を引いていい形になった上野、体落としを仕掛け、つぶれながらも粘って相手の方を畳につけ、「有効」を取って勝利。

3回戦 上野順恵 ×(体落とし 有効)○ ジョン・ダウン(韓国)

上野は、昨年の「アジア選手権」の団体戦と個人戦で2度やぶれているダウンだけに、慎重な立ち上がり。

それに対して、ダウンは、積極的に技をかけ続け、「指導」を上野から奪う。それでも、上野は積極的に技を掛けている印象にはならず、あきらかに技数が減っているのが、傍目にもわかるほど。

3分40秒過ぎに2つ目の指導をもらい、ダウンに「有効」ポイントが入る。後がなくなった上野は、残り40秒あたりで、体落としに行ったところを、ダウンに逆に切り返され、「有効ポイント」を奪われる。

敗れた上野は「敗者復活戦」に回り。銅メダルを目指す。

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