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【ロンドン五輪】柔道男子81キロ級の中井貴裕!世界王者に敗退、敗者復活戦へ

ロンドンオリンピック大会5日目の31日、柔道は男子81キロ級の中井貴裕(=流通経済大、21)が登場。現役大学生で、日本メンバーの中で史上最年少。

中井は、世界ランキング4位で、10年ワールドカップで国際大会初優勝を果たしている。

 2回戦 中井貴裕 ○(反則)× ボアス・ムニョンガ(ザンビア)

 2回戦から登場した中井は、開始30秒 肩車に行こうとしたムニョンガ。これが直接足を取りに行ったとして、足取りの「反則」で、中井選手の勝ち。

 北京オリンピック以降のルール改正で、技をかけてからの足取りはいいが、直接、足取りに行くと反則になっている。

 3回戦 中井貴裕 ○(指導3 技あり)×セルジュ・トマ(モルドバ)

 開始当初から、中井は大内刈り、背負い投げ、小内巻き込み、大外刈り、小内刈りと、とにかく、技を出し続け、倒れたところを寝技に持っていくという、泥臭く、蛇のようにねちっこい柔道を展開。

 ドバは防戦一方で、2度「指導」を取られ、中盤からは、「待て」のたびに、あきらかに疲れていくのが見られる。生も根も尽き果てたという表情がありあり。

 中井は、途中、掛け逃げと取られ「指導」を受けたが、相手に「指導」が3つ入り、「技あり」で勝利。

 準々決勝 中井貴裕 ×(腋固め 1本)× オーレ・ビショフ(ドイツ)

 北京オリンピックの金メダリストのビショフと対戦。最強の敵を破れば、メダルも見えてくる試合。中居は、序盤からビショフの勢いに押されながらも、体の柔らかさで防ぎつつ、粘っこく技を繰り出し、互角の戦いを見せる。

 ところが、2分経過したところで、アクシデント発生。顔面を接触したことにより、中井が鼻血を出し、試合は一時中断。

 試合再開後、中井が大内刈りに行ったところを返され、「有効」を取られ、そのまま寝技に持ち込まれる。体を柔らかくして逃れようとしたが、ビショフに腕を取られ、そのまま腕を固められ、1本。敗者復活戦から銅メダルを目指す。

 試合後、中井は、「スイマセンでした。(伸ばされた腕は大丈夫?)はい。(敗者復活戦頑張ってください)はい」と、言葉少なに答えた。

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