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【ロンドン五輪】男子66キロ級海老沼匡! 銅メダルも笑顔なし

 ロンドンオリンピック大会3日目の29日、柔道は男子66キロ級の海老沼匡(=パーク24株式会社・22)が登場し、銅メダルを獲得した。

 準決勝 海老沼匡 ×(隅返し 1本)○ ラシャ・シャブダトゥアシビリ(グルジア)

 シード選手を破るなど、怖いもの知らずの若手の勢いで勝ち上がってきたシャブダトゥアシビリ。

 その勢いそのままに、開始早々から、小内刈り、体落とし、払い腰と技を次々と繰り出してくる。

 海老沼は、相手が大内刈り、隅返しに来たところで、寝技に持っていき、抑えこもうとする。

 2分11秒 ガッチリと組まれ、背中越しに帯を持たれた海老沼は、そのまま隅返しをくらい「1本」取られ、3位決定戦へ回ることとなった。

 3位決定戦 海老沼匡 ○(釣腰 1本)× ポール・ザグロドニク(ポーランド)

 開始当初からザグロドニクが、背負い、肩車と責め立てるも、海老沼は、2分16、背負い投げから「技あり」を奪い、試合を有利に進めていく。守るのではなく、さらにポイントを取りに行こうと攻める海老沼は、小内巻き込みなどで攻め続ける。

 ザグロドニクは、3分10秒に「指導」をうけ、ますます精神的優位に立った海老沼だったが、3分50秒、ザグロドニクに背負い投げから「技あり」を取られ、ポイントが並ぶ。
このまま延長戦となった2分02秒、海老沼は、相手の後ろ側の帯をつかみ、自分の腰に乗せると、きれいに回転させる釣腰で「1本」。

 見事、銅メダルを獲得したが海老沼に笑顔は一切なかった。

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