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【ロンドン五輪】柔道女子52キロ級中村里美、初戦敗退!「リベンジのチャンスと思ったが悔しい」

 ロンドンオリンピック大会3日目の29日、柔道は女子52キロ級の中村里美(=三井住友海上火災保険株式会社・23)が登場した。

 前回の北京オリンピック銅メダリストの中村。アンとは、「準決勝戦」で対戦し、「指導」の僅差で敗れ金メダルへの道を阻まれた相手。52キロ級の「最強選手の1人」とされるアンとのリベンジマッチに挑んだ。

 2回戦 中村里美 ×(小外刈り 技あり)○ アン・クメ(北朝鮮)

 開始20秒、アンの小外刈りで「技あり」を奪われる苦しい展開だったが、1分20秒に中村が、内股で「有効」を奪う。ここから中村に勢いが出てきて、アンは防戦一方。4分過ぎに、「指導」「(掛け逃げの)指導」を奪うなど、あと、ひとつ「指導」を取ればと言うところまでアンを追い込む。

 一発逆転に最後まで望みをつないだが、あと一歩及ばず。前回大会同様、アン・クメの前に、またも涙をのんだ。日本はオリンピックのこの階級で、初めてメダルを逃した。

 中村は、「一回戦から北京オリンピックのリベンジができるチャンスと思ったが、(勝てなくて)悔しい。技ありを取られたが、まだ時間があると慌てず攻めて行ったが…甘さは自分にある」と、悔しがった。

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