ロンドン五輪第2日目の28日、競泳男子400m個人メドレーの決勝が行われ、高校生の荻野公介(=御幸ケ原SS、栃木・作新学院高)が、自身が予選で出した日本記録を更新する4分08秒94のタイムで、銅メダルを獲得した。
なんと、3連覇を目指した“水の怪物”マイケル・フェルプス(アメリカ、27)を破ってのメダル獲得となった。堀畑裕也(=日体大、21)は4分13秒30の6位と好成績を残した。
荻野は、バタフライでは6番手。得意の背泳ぎで順位を上げ、平泳ぎでは、フェルプスについで4番手。フェルプスとの銅メダル争いに注目が集まる。
自由形では、萩野がフェルプスをかわし3番手に上がると、そのまま逃げ切ってフィニッシュ。
金メダルは、ライアン・ロクテ(アメリカ)4分05秒18で、銀メダルはティアゴ・ペレイラ(ブラジル)4分08秒86。フェルプスは4分9秒28で4位だった。
初めてのオリンピックで、日本記録で銅メダル。しかもフェルプスを破ったという大金星の萩野。
ありがとうございます。本当にいろいろな方からの応援があって。予選からしっかりいって、日本記録が出たんで、決勝はメダルを狙える位置だったので、しっかりと自分の泳ぎを心掛けようと思って頑張りました。フェルプス選手は、本調子じゃないと思うんですけど、それでもフェルプス選手に勝ったのはうれしいです。日本チームがこれで勢いがついて、メダルを取れればうれしい。自分もこれに乗っていきたい
と、興奮気味に喜びをいっぱいに表した。