【女子バスケ皇后杯=準々決勝①】シャンソンがトヨタ自動車を僅差で押さえ4強入り

【女子バスケ皇后杯=準々決勝①】シャンソンがトヨタ自動車を僅差で押さえ4強入り

【女子バスケ皇后杯=準々決勝①】シャンソンがトヨタ自動車を僅差で押さえ4強入り

 「第90回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンド・準々決勝が12月13日・14日に国立代々木競技場 第二体育館で行われた。13日第1ゲームは、シャンソン化粧品シャンソンVマジックvsトヨタ自動車アンテロープスのカード。シャンソンが僅差でトヨタ自動車を制して4強入りを果たした。

 写真は、強度なディフェンスを展開するシャンソン化粧品シャンソンVマジック。守備陣を突破するトヨタ自動車アンテロープス。

 1931年(昭和6年)から開催されている「皇后杯」。各都道府県代表47チームとWリーグ14チームが競う「一発勝負のトーナメント」で女子バスケの頂点が決まる。8強に進出したのは、シャンソン化粧品シャンソンVマジック、トヨタ自動車アンテロープス、ENEOSサンフラワーズ、白鷗大学、アイシンウィングス、富士通レッドウェーブ、デンソーアイリス、トヨタ紡績サンシャインラビッツ。12月13日・14日でベスト4が決まり、16日に準決勝。17日の決勝へと続く。

 第1Q(クォーター)。ゲームはトヨタ自動車の山本麻衣(#23)の3Pシュートで始まりトヨタ自動車のペース。シャンソンは11点を許すも強度を高めたディフェンス展開と、誰もがゴールを狙う得点獲得への執念でトヨタに肉薄。第2Qでキヤッチアップし互角のゲーム展開で シャンソン30-32トヨタ でゲームを折り返し後半に。

 後半第3Qより、僅差なれどトヨタがリードする展開が続くもシャンソンは、第4Q中盤で同点に持ち込みトヨタに食らいつき逆転。そして残り時間1分05秒。シャンソンの司令塔・キャプテンの小池遥(#1)が勝利を引き寄せる3ポイントシュートを決める。これがきっかけになり猛追するトヨタ自動車を振り切って シャンソン70-68トヨタ自動車 のスコアでシャンソンが勝利し準決勝進出を決めた。

 シャンソンの小池選手は、「『頭は冷静に、心は熱く』の言葉を意識してやっていた。最後の最後まであきらめず徹底してやろうとチームの中で話をしていた。出足の部分で緊張もあってシュートが入らなかったり、自分もターンオーバーをしてしまったり。でも『いずれシュートは入る』を信じてディフェンスから頑張ろうと全員が思ってプレーをしていた。この1試合、勝つ気でやった。ベスト4に行けたのは良かった。これに満足せずに自分たちのやるべきことを徹底して続けて勝ちに行きたい」と意欲を見せる。

 皇后杯ファイナルラウンドの準決勝は16日にENEOSサンフラワーズと対戦する。

【女子バスケ皇后杯=準々決勝①】シャンソンがトヨタ自動車を僅差で押さえ4強入り
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