取手駅西口再開発事業で、複合ビルに図書館機能を核とした複合公共施設を整備

取手駅西口目前のA街区地区では、再開発準備組合が複合ビル建設に向けた検討を進めています。取手市では、建設予定の複合ビルの一部の床を活用し、図書館機能を核とした複合公共施設を整備する方針が決定されました。

複合公共施設の整備を目指すことになった経緯

これまで、地権者から、取手駅前の活性化やにぎわい創出のため、再開発地区内での公共施設整備の要望書が提出されていました。それを契機に市では再開発事業による複合ビル内への公共施設整備について継続的な検討を重ねてきたとのこと。

【整備する公共施設の検討】導入する施設の検討にあたり、駅前周辺の公共機能との重複を避けるため、駅周辺の既存施設の配置状況を整理しました。調査を進めるなかで、取手駅前には「生涯学習機能や市民交流・活動機能の不足」や「図書館や公民館の利用者が多い」という実態が見受けられました。現在の取手図書館(取手駅東口から徒歩約10分)は、年間10万人以上の利用者がいるものの、築45年と建物の老朽化が進んでいるほか、バリアフリー化が十分でなく、また駐車場不足といった課題もあります。このようなことから、再開発事業による複合ビルに図書館機能と市民交流・活動機能をあわせもった複合公共施設を整備する方針を決定しました。

取手駅西口駅前交通広場に面する約0.6ヘクタールの地区に、複合ビルを建設する予定

○施行場所    :取手駅西口駅前交通広場に面する約0.6ヘクタールの地区○主な事業内容  :住宅、店舗、公共機能などを有する複合ビルの建設○施行予定者   :再開発組合(現・再開発準備組合)○事業協力者   :株式会社大京、戸田建設株式会社○事業スケジュール:令和11年度 複合ビル完成予定

再開発事業は、地権者組織である再開発準備組合が検討を進めている事業です。現在、約0.6ヘクタールの土地に、住宅戸数約200戸のタワー形状の「住宅棟」と、図書館を核とした複合公共施設や店舗などが入る5階建ての「非住宅棟」の2棟からなる複合ビルの建設を計画しています。

取手市では、令和6年10月の都市計画決定(決定権者:取手市)に向けて手続きを進めているところです。

取手駅前の複合公共施設(複合公共施設)の概要

○整備場所    :再開発事業による複合ビル 非住宅棟内○主な機能    :取手駅前図書館、市民交流・市民活動支援機能         (現在の取手図書館の機能を駅前図書館に移転し、         現行の取手図書館は廃止とする予定)○想定規模    :4,000から4,500平方メートル         (複合ビル非住宅棟の3階の一部、         4階および5階への整備を想定。          今後の検討により変更となる場合があります。)○施行者     :取手市○事業スケジュール:令和11年度の再開発事業による         複合ビル完成に合わせて開館予定○想定事業費   :事業費(再開発ビル床購入等)40億から45億円         施設管理・運営費1億5,000万円から2億円         (指定管理者による管理運営を想定)

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