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菅原文太 声優で仕事復帰!アニメ映画で本人連想させる役

 東日本大震災の被害にショックを受け、今年2月に休養宣言をしていた俳優・菅原文太(78)が、7月21日公開のアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』(細田守監督)で、声優を務めることが29日、わかった。

 菅原が担当するのは、オオカミと人間の間に生まれた主人公らに農作業を手ほどきする老人・韮崎役。現在、山梨県韮崎市などで農業を営む菅原を彷彿とさせ、厳しくも温かい人柄で、ビジュアルもそっくりだという。細田監督は、「韮崎は菅原さんそのもの」とコメントした。

 30日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ各紙が報じており、仙台市出身の菅原は、震災後、被災地支援や脱原発に奔走。今年2月、主演予定だった映画『東京家族』(山田洋次監督)の降板を発表し、「震災の傷が癒えぬうちに撮るべきでない」と訴えていた。

 一方で、「ドキュメンタリーなど、納得いく作品があれば」と話しており、今作は自然と人間の共生がテーマのため、快諾。菅原は先月5日、アフレコに臨み、「農業は本当は単純で楽しく、風や水や空気に囲まれてコツコツ作っていくもの。若い人が気付いてくれれば。監督、そういう作品を作りな」と、日本の未来や農業について語った。

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