『AKB48』の公式ライバルグループ『乃木坂46』が24日、都内・港区のZEPP Diver City TOKYOで行われた『コ・フェスタ(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)2012』グランドセレモニーのメインアクトとして、ライブを行った。
日本が誇るゲーム、アニメ、漫画、キャラクター、放送、音楽、映画、ファッション、ロボットといったコンテンツを世界に向けて発信していくフェスティバル「コフェスタ」も今年で6回目。
枝野幸男経済産業大臣(48)も来賓として出席し、「コンテンツを活かす皆さんと、多様なコンテンツを生み出される皆さんによって、このコフェスタが支えられています。この場を活用いただいて、多くのコラボレーションが創出されることを期待しております。ここに来れば、日本の魅力に出会えるということを世界に向けて強く発信していただく役割をコフェスタに期待しています」と、挨拶した。
さらに「さきほどの狼たちにも大変感動させられました」が、皆さんと一緒にこの後のアイドルグループを楽しませていただきたいと思います」と、オープニングアクトを務めた“頭は狼、身体は人間のロックバンド”『MAN WITH A MISSION』のパフォーマンスも引き合いに出しつつ、場内の関係者に『乃木坂46』のステージに注目することを呼びかけ。
きらびやかなスパンコールの衣装で登場した『乃木坂46』のメンバー16人は、まず「走れBycycle」を披露。いつもと違い、周りはファンではなく、日本のみならず海外のクリエイターも見守っていたが、手拍子をする人もいて、なかなか好感触だ。
メンバーの安藤美雲(19)が流ちょうな英語で挨拶した後、キャプテンの桜井玲香(18)が「本日はこのような素晴らしい場でパフォーマンスをさせていただき、誠にありがとうございます」と礼を述べ、「私たち『乃木坂46』は、『AKB48』さんの公式ライバルとして、昨年秋に結成し、今年メジャーデビューさせていただいたアイドルグループです」と自己紹介。その後はキュートな振り付けが特徴的な「おいでシャンプー」、本家『AKB48』の「会いたかった」をオマージュした「会いたかったかもしれない」を歌った。
イベント終了後、桜井、生駒里奈(16)、生田絵梨花(15)、西野七瀬(18)、松村沙友理(20)、橋本奈々未(19)、白石麻衣(20)の7人が囲みに出席。メンバーは「国際的なイベントで、色々なクリエイターの方だったりいらっしゃる中で、ライブをさせていただいてとても緊張しました」(桜井)、「今回はいつもと違って、私たちのことをあまりよく知らない方が多かったと思うので、一生懸命アピールしてきました」(生田)、「一緒に手拍子してくれた方もいたので、私たちのことをもっとたくさんのところに広げていけたらいいなと思いました」(白石)、「めっちゃカチッとした感じになるかなと思ってたけど、終わってみたら温かい雰囲気で。最後には向こうから手を振ってくれていたので、それが凄い嬉しかったです」(西野)と、それぞれ感想を。
この日はハスキーボイスだった生駒は、「きょうちょっと鼻が詰まっていまして、ちゃんとしゃべることができなかった。季節性のアレルギーと生まれつきの蓄膿症が東京に来て悪化してしまいました」と説明し、橋本は「私たちが活動していく上で関わりが断ち切れない職業の方たちがたくさんいらっしゃったので、私たちの今後のお仕事でぜひご一緒していただけるような印象を残せたらいいなという気持ちです」と毅然とコメント。松村は「私たち『乃木坂46』から日本のいろんなことに興味を持ってくれたらいいなと思っていたら、いつもよりダンスに力が入りました。ちょっとだけ間違えそうになりましたけど(笑)」と、報道陣を和ませた。
枝野大臣とは、桜井と生駒が挨拶したようで、桜井が「とても優しい方でした」、生駒が「私たちのサイン色紙をプレゼントさせていただいたんですけど、『一人一人(サインが)違うんですね』って話をしていただいた。緊張してたけど、優しく接していただいて嬉しかったです」と、枝野大臣との初対面について語った。
改めて『乃木坂46』の魅力について聞かれ、桜井が「結成して、活動始めて1年経つけど、まだ初々しさがとれないというか。いい意味で透明感がある感じがデビューの頃と変わらず残っていて、個性があって色が濃いのも重要だけど、いろんな色に染まれるところだと思います」と返答。世界進出についても、「他のアイドルさんも海外でやられているので、私たちもアジアからライブとかしていけたら」(生駒)と、意欲を見せた。
「きょうの国際的なイベントでAKBさんを越えた?」と質問されるも、メンバー全員が「とんでもないです~! まだまだです」と謙遜。だが、松村は「AKBさんは日本のトップだけど、私たちは新しいので、日本の最新のアイドルとして世界に羽ばたいていけたら」と、公式ライバルとして物怖じしない。
今後の活動について、桜井が「12月に4thシングルをリリースするんですけど、メンバー全員でパフォーマンスする力強い曲に仕上がると思う。新人だという甘えを捨てて、力強い乃木坂46を見せていけるように頑張っていきたい」と意気込みを。年末に向けて、「紅白歌合戦が目標?」という問いかけには、桜井が「もし声を掛けていただいたときには、私たちは全力のパフォーマンスができるように準備をしたいと思います」と答えた。
[出演した『乃木坂46』メンバー16名]生駒里奈、生田絵梨花、桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理、橋本奈々未、白石麻衣、若月佑美、深川麻衣、能條愛未、安藤美雲、井上小百合、高山一実、中田花奈、斉藤優里、川村真洋