TVアニメ『デュラララ！！×2』のイベント『デュラララウンジ!! in パシフィコ横浜』が1日、神奈川・パシフィコ横浜で開かれ竜ヶ峰帝人役の豊永利行、園原杏里役の花澤香菜、平和島静雄役の小野大輔、狩沢絵理華役の高垣彩陽、黒沼青葉役の下野紘、六条千景役の小野友樹、ヴァローナ役のM・A・O、聖辺ルリ役の藤田咲、平和島幽役の岸尾だいすけ、折原九瑠璃役の金元寿子、折原舞流役の喜多村英梨が登壇し、4100人の観客が詰めかけた。
『バッカーノ!』などで知られる成田良悟氏原作の作品。東京・池袋を舞台にした群像劇で2010年1月に第1期が放送、その後もさまざまなメディアで展開され今年1月からは『デュラララ!!×2 承』、同7月からは『デュラララ!!×2 転』が放送され人気を博した。今月14日には『デュラララ!!×2 転』の13.5話が劇場上映、16年1月には『デュラララ!!×2 結』も控えている。
「デュラララウンジ」というだけあって、ステージにはソファーやグラス、ミラーボールにシャンデリアが設置されるなど雰囲気満点！5分前にはハンドルネーム・甘楽ちゃんこと折原臨也役・神谷浩史による録音の注意アナウンスがあり、ほんわかなムードに。
時間になると『デュラララ！！×2』のダイジェスト映像とともに、イベント開始60秒前からカウントダウンもあり、10秒前からは観客が一体となってカウントダウンがありつつ、『THREE LIGHTS DOWN KINGS』による第2期『承』のED『NEVER SAY NEVER』の生ライブから幕開け！全員総立ちでサイリウムを振るなど、一気に場内の空気を最高潮に叩き込だ。
続けて、本日のキャストが1人1人登場。その際、シルエットからの入場だったため、1人1人ダンスを踊ったり独特のポーズなど、それぞれノリノリな様子。そこから自己紹介を始めることになるのだが、キャラごとにハンドルネームを観客とコールアンドレスポンスする展開となり、観客があまり覚えていないということを感じ取った小野大輔が、終えた後に成功した雰囲気を醸し出したり、金元は自分のハンドルネームを先に観客に仕込んでからレスポンスを求める工夫をしたりと盛り上がる。
トークコーナーでは、“密告コーナー”なるものが展開。花澤のカブトムシの夢を見たという話や高垣による門田京平役・中村悠一がスタジオで誕生日だったときに起こった健康茶をお供えしたというエピソードが披露されることも。
そのなかで、いきなりステージ後方の巨大モニターに“容疑者M・Mさん”として顔にモザイクのかかった男性が登場。モザイクがはずれると、実は紀田正臣役の宮野真守という展開に場内から歓声も。宮野は下野に対して怒っているというところから始まり、『承』では番組宣伝するときの自身のポジションを『承』から加わった下野に取って代わられたことへ恨み節とともに、お詫びを要求するというあらぬ展開へ。
そこで下野は宮野からリクエストされた『ごめんね宮野くん』（作詞・作曲：下野紘）なる曲を、豊永の口ずさむ音楽や花澤が出すバックコーラスに合わせて即興で歌い場内は大爆笑。その自由すぎる雰囲気は、本シリーズの結末を予想する『大予想×結』で、岸尾が『ジョジョの奇妙な冒険』第三部のラストを彷彿とさせるような予想をする斜め上の提示が飛び出し、小野の“デュラデュラ！”という叫び声と岸尾による“無駄無駄！”という声が場内に響くなど、作品の垣根を超えた雰囲気も漂う結果となった。
しかも、その流れは止まらず、小野大輔と豊永による『藤崎マーケット』のラララらいネタが始まったり、会場入り時間に起床して遅刻したという小野大輔が土下座をしたりと、ファンには楽しい時間となっていた。
ほかにも『承×転セレクション』として、キャストが思い入れのある映像が流されたり、朗読劇では、岸尾と小野大輔がさまざまなアニメネタをぶっこみだし脱線につぐ脱線で豊永が本気で泣きを入れて収拾をつけ、普段見ることのできないキャストたちの素の姿に、場内は盛り上がりまくった。
終盤には豊永による『Day You Laugh』の歌唱がありつつ、最後は『デュラララ×2承』のコールアンドレスポンスで終演となった。
なお、終了後に特報として2016年2月24日発売の『デュラララ!!×2 結』Blu-ray＆DVD第1巻の購入者スペシャルイベントが同6月18日に開催されることがアナウンス。イベントには豊永利行、神谷浩史、小野大輔、福山潤、下野紘、小野友樹ほかキャストが参加するとしている。
