アイドルグループ『でんぱ組.inc』が11日、東京・明治神宮外苑で行われた、「日刊スポーツ新聞社主催 東日本大震災復興チャリティー 2015 神宮外苑花火大会 ~日本を元気にする花火~」でLIVEパフォーマンスを行った。
“みりんちゃん”古川未鈴、“りさちー”相沢梨紗、“ねむきゅん”夢眠ねむ、“えいたそ”成瀬瑛美、“もがちゃん”最上もが、“ピンキー!”藤咲彩音の6人は、全面に自身の似顔絵がプリントされた白い衣装で登場。
神宮軟式球場の花火直前のLIVEステージに現れたでんぱ組.incは、みりんちゃんが太鼓を叩くパフォーマンスに、同球場に集まった約2万3000人の観客から大歓声。
「萌えキュンソングを世界にお届け!でんぱ組.incでーす」と、あいさつ。りさちーが、「神宮花火大会にお越しのみなさーん でんぱ組来たよー。花火打ちあがる前ですけど、楽しんでますかー!みんなの笑顔という素敵な花火を私たちに見せてね~ 絶好の花火日和、でんぱ組.incと最後まで楽しもー」と煽ると、会場からまたまた大歓声。
2曲終わると、一度、LIVEを中断して、「東日本大震災の被災地から上がる毎年、月命日である8月11日の午後7時に一斉に打ち上げられるイベント」の冒頭の花火の模様が、カウントダウンとともに生中継された。
後半戦、「タイガー、ファイアー、サイバー~」のアキバMIXが高らかにコールされていく中、『でんでんぱっしょん』からスタート。りさちーが、「というわけで、花火まで30分をきっちゃいました。ここからでんぱ組も盛り上げていきたいと思いますので、皆さんついてきてくださいね」と、煽ると、『でんぱれーどJAPAN』『W.W.D』と続けて歌う。早いテンポの歌とステージ゜を駆けまわる激しいダンスに、会場もヒートアップ。
「なんかちょっとトラブルあったでしょ!何があったの?」と、りさちーが声をかける。みりんちゃんとねむきゅんが、なにやら・・・
「呼んだはずのないメンバーがいたみたい」
「えっ、7人目のメンバー?」
「そう、ちょっとちっちゃいんだけど」
「ミーンミンミン」
「茶色担当かなぁ」
「そうだね。ブラウンだね。ちょっとビックリしちゃいましたね」
と、珍客は夏らしいセミだった。
最後は、「ここからは、この会場にいる全員でいっしょにダンスィング!踊りたいと思うんですけど」と、タオルの回し方をレクチャーして、2万3000人の『おつかれサマー』が!
歌い終わると、ちょうど花火打ち上げまで30秒前!カウントダウンのコールが始まり、「ゼロ~」とともに、夜空に花火が舞い上がった。
東京の夏の風物詩として、すっかり定着した「神宮外苑花火大会」は1980年に始まり、今年で36回目。今年の打ち上げ総数は、スターマイン(連発花火)を中心に約1万発。神宮球場・秩父宮ラグビー場・神宮軟式球場・東京体育館敷地内を観覧会場とし、観覧会場定員数合計、約7万人での開催となった。
「神宮外苑花火大会」では、この度の震災を受け、チャリティー金寄贈、被災者招待、被災地小学生1万人への玩具花火の贈呈、そして募金箱の設置及び、入場料の一部を義援金として被災地に贈られた。
そして「LIGHT UP NIPPON」と題し、「東北を、日本を、花火で、元気に。」をスローガンに、鎮魂と復興の祈りを込めた花火を、東日本大震災の被災地である太平洋沿岸部の市町村十数箇所で、毎年、月命日である8月11日19時に一斉に打ち上げるイベントを寄付金をもとに、開催している。
【神宮軟式球場のセットリスト】
ちゅるりちゅるりら
NEO JAPONISM
でんでんぱっしょん
でんぱれーどJAPAN
W.W.D
おつかれサマー