NO IMAGE

ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート

ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
著書イベントで「命の授業」を行ったゴルゴ松本

 お笑いコンビ『TIM』のゴルゴ松本(48)が29日、都内の書店で著書『あっ!命の授業』(廣済堂出版)の出版記念イベントを開催した。

 3年ほど前からボランティアで少年院を回り、少年たちに独自の感じを使った【言葉の授業】が、テレビ、新聞、ネットで取り上げられ、授業風景の動画はYouTubeで200万再生回数を突破。観た人たちは、「感動した」「涙した」などと、話題沸騰中!

 そんな、大注目の「命の授業」が書籍化され、その記念イベントが開催された。この日は、マスコミとお客さんたちを前にホワイトボードを使って、約30分間の熱~い感動的な授業が行われた。

 ゴルゴは、「人は、『おぎゃぁ~、おぎゃぁ~』と言って生まれてきた」というと、「おんぎゃぁ~」と、子供の泣き声ソックリにまねをし、取材に訪れた女性の報道陣を壇上に上げ、モノマネのコツを伝授するなど、お笑い芸人らしく会場を笑いに包み、つかみはOK。「『おんぎゃぁ~』と言葉を延ばして生まれた日だから、誕生日というんです」と、漢字の成り立ちから人生を語る授業が始まる。

 また、「日本語の50音は「あいうえお・・・・・わゐうゑを ん」。すべての上(うえ)に愛(あい)がある。愛で始まって恩(をん)で終わる。僕のこじつけなんですけどね(笑)。でも、アルファベットの国は、愛(i)に名に教えるか、h、i、エッチ(h)、愛(i)。教育方針が違うんですよね」と、説得力あるゴルゴ流解釈の講義の間に、絶妙にギャグを散りばめ、飽きさせない。

ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート

 さらに、「『吐』という字は、口ヘンに『+』『-』と書きます。いいことも悪いことも、プラスなこともマイナスなこともどんどん口に出していいんです。でも、成功させる人は、そこから少しずつマイナスなことは言わなくなっていく。代わりに、ポジティブなことを言っていく。すると、『吐』→『叶』になる。夢が叶うんです。さらに、一本足すと『叫』になる」と、ある種目からウロコな話で、グイグイとワールドに引き込んでいく。

ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
最後は全員で「命!」とポーズを決める

 最後に、「『命』は、“人屋根に一叩き”と書く。相手を殴ったり蹴ったりして命を感じるんじゃない。お母さんのお腹の中にいるときから一叩きしているもの“心臓”です。その連続が命です。この命を生んでくれたのがお母さんなんです。これをずっと受け継いでいかなければならないんです。だから、未来に向けて自分の命を繋いでいくことが、いま生きているという事なんです」というと、「全員で命をやりましょう」と、みんなで「命」ポーズで締める。

 この話は、もともとは後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”で始めたことだという。「10年前、後輩のザブングルやWエンジンが、後から入ってきた、アンガールズ、波田陽区や青木さやか、にしおかすみこに抜かれ、意気消沈していた。お笑いをやっているのに、しけた顔を見たくなかったので、叱咤激励しながら話した」のが、そもそもの始まりだったという。

 それが、あるご縁から、少年院で話すようになったという。今では少年院だけではなく、小中学校からも声がかかり、「全国を回らせてもらっている」と笑顔。そして、日本語に興味を満ちだしたのは、「歴史が好きで調べてたら、知らないことだらけだった。日本のことを調べようと思って、(調べていくうちに)日本語ってすごいなって思った」と、日本語の魅力に取りつかれ。研究するようになったという。

ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
漢字の独自解釈ながら、目からうろこな話が満載

 そんなゴルゴに「好きな言葉」を聴くと、「僕は全部に平等なので、考えたことないですね」と、笑わせる。その代わりに、「僕が食えない時代に元気をもらっていた言葉があるんですよね、小学校の時からの座右の銘で、“為せば成る”!」だという。

 ゴルゴは、あらためて、「言葉が非常に大切かなとつくづく思いますね。芸人やってても、ミュージシャン、役者の方々も、言葉を話して感動を与える職業。いい言葉を発して、世の中に元気を与える職業じゃないかな芸能界ってと、僕は思うんですね。言葉が非常に大切だと思います」と、真面目に語った。

 言葉や漢字を使った授業といえば、人気ドラマ『3年B組金八先生』シリーズでの武田鉄矢(66)を思わせるが、「先生にはなりたくない。その言葉がイヤ。“親戚のおじさん”という感覚がいい」と、身近な存在であり続けたいという。

 今後は、「日本のことをもっと勉強したい。研究していろんな人に伝えたい」と、さらに精進していく。

 

ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
ゴルゴ松本
ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
つかみは「おぎゃぁ~」のモノマネから
ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
「言葉を延して生まれた日」だから「誕生日」と
ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
話題沸騰の「命の授業」が書籍化


ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
表紙カバーを外すと
ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
そして、裏表紙にも・・・
ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
ファンと握手を交わす
ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート
「幸」は逆さにしても「幸せ」なんです


ゴルゴ松本、著書イベントで「命の授業」!後輩芸人たちを叱咤激励するための“ゴルゴ塾”がスタート


広告