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“タンゴの女王”藤沢嵐子さん死去

 歌手・藤沢嵐子さんが22日午後、新潟・長岡市の病院で老衰のため死去したことが、分かった。88歳だった。

 藤沢さんは東京都生まれ。1949年、後に結婚する早川真平さんの楽団『オルケスタ・ティピカ東京』でタンゴを歌い始めた。53年には勉強のためにアルゼンチンに渡り、現地でも大人気となった。代表曲は『カミニート』『ロコへのバラード』『古い女友達』などで、NHK紅白歌合戦には57年から5年連続で出場するなど『タンゴの女王』との異名を馳せた。

 29日付の日刊スポーツ、東京中日スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン各紙が報じており、葬儀は近親者で済ませたという。

 一度、ステージから遠ざかったが、80年に復帰。91年に完全に引退してからは長岡市で暮らしていたという。

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