アイドルグループ『ハコイリ●（＝ハートマーク）ムスメ』が19日、東京・秋葉原「AKIBAカルチャーズ劇場」で、「ハコイリ●（＝ハートマーク）ムスメ定期便4月号～4月の片想い」公演を行い、新メンバーと初のオジリナル曲を披露した。
“ぽにょ”我妻桃実（14歳・中2）、“たまちゃん”内山珠希（15歳・中3）、“てっちゃん”鉄戸美桜（14歳・中3）、“ありりん”門前亜里（16歳・高2）、“みっきー”神岡実希（14歳・中2）、“もにーちゃん”菅沼もにか（14歳･中2）、“こまっちゃん”小松もか（16歳・高1）の7人に、この日発表された“はるかす(仮)”阿部かれん（15歳・高校1年生）を加えた14～17歳の女性8人組アイドルグループ。
メンバー全員が「AI 女優養成プロジェクト」出身で、「女優志望の女の子が『アイドルグループとしてデビューすること』という課題に挑戦する」というコンセプトで2014年に結成された。AKIBAカルチャーズ劇場にて、月イチ定期公演を行っている。
これまで、おニャン子クラブ、乙女塾（CoCo、ribbon、Qlair）、チェキッ娘など主に1980年代から1990年代の女性アイドルグループの楽曲（ソロ曲含む）をカバーしてきた。今回、初のオリジナル曲の完成、そして新メンバーの加入を行い、第2章をスタートさせた。
メンバーが、「今回は、公演サブタイトルにもあるように、片思いの曲をたくさんお届けしていきたいと思います。私たちの思い、せつなさ、をたくさんの皆様にお届けして、はれて両思いになるように精一杯頑張るので、皆さんよろしくお願いします」とあいさつ。
MCコーナーは、阿部の人となりを紹介するのがメイン。特技の英語によるあいさつ、さらにフィギュアスケートが得意ということでトリプルトゥーループの振りもステージ上で披露した。そして、ハコイリムスメのメンバーとして欠かせないニックネームを決めるためメンバーが意見を出し合い、最終的には、メンバーの中で一番背が高く大阪府出身ということで、3月7日に高さ300メートルを誇る日本一の超高層ビルとして開業した「あべのハルカス」（大阪市阿倍野区）にちなみ、「ハルカス」が仮ニックネームに決定した。
神岡実希らから「大丈夫？ 嫌だったら言ってもいいんだからね」と心配された阿部だが、「（神岡の初期ニックネームである）“ゴッドヒル”というのを聞いたので、大丈夫かなと思います」と笑顔で語り、大物ぶりを発揮していた。
一方、初めてオリジナル曲『微笑みと春のワンピース』をお披露目したハコムスたち。この曲を「多くの人に知っていただきたい」ということで、得意の演技を取り入れたショートムービー風なミュージックビデオを作ることが決定。そこで、クラウドファンディングにて制作費が集められる予定であることも明らかにされた。
（※詳細は公式HPや公式Twitterにて）。
歌詞の途中にハコイリムスメのワードやポーズに注目して観ていただきたい。
リーダー・小松「今日は来てくださってありがとうございます。今日からハコイリムスメ第二章がスタートしたということで、今まで第1章以上に第2章を頑張って行きたいと思いますので、ご注目ください」と、代表してあいさつ。
このあと、第2章スタートの公演を終えた感想をひとりひとり語っていく。
門前は、「今日の公演が始まるまでメンバー全員不安で、公演終えてみたら何も思い出せないぐらい楽しかったです」。
我妻は、「今日のライブでやっと本当の第二章のスタートがきれたと思います。周りの人たちからは、阿部が入った一番最初のレッスンから第2章スタートだよと言われていて、私もそう思っていた。でも、今日、公演でファンのみなさんにお届けすることができて、第2章スタートの自覚が出てきて、ここからスタートだから、私たちはもっと頑張れるし、向上心を持って8人で頑張っていこうと思いました」。
阿部は、「公演の前はすごく不安でいっぱいだったんですけど、ファンの皆さん暖かくて、ミスをしてもみなさん笑って許してくださって、メンバーも失敗してもどこがわからないとか気にかけてくださって、みなさん優しくて。これからもみなさんの優しさに頼る前に自分でどうにかできるように頑張りたいなと思いました。不安で泣いたりした。公演やってみると楽しくて、何も覚えてないぐらい楽しくて。次は私が楽しむんではなく、皆さんに楽しんでいただけるように、もっと練習を重ねていきたい」。
菅沼は、「リハーサルの時に8人なんだと思ったんですけど、あらためて、ステージに立ってみると（阿部）かれんちゃんが、歌っている時にお客さんがノッてて、あぁ8人だと思いました。今日は7人じゃない、8人だと思ってずっとやっていました」。
小松は、「限られたレッスンだったので、その中でみなさまにいいものをお見せできるのか不安だったんですいけど、8人になって、支え合える人も増えたから、緊張とか不安もみんなで全部、共有できたらという気持ちで、この公演に望みました。終わって、これから頑張ろうと思いました」。
神岡は、「7人のときとは違うハコイリムスメを知っていただきたいなぁと思って、練習の時からずっとこうしようああしようと、いままでにないハコムスの団結力を8人になってから感じたなと思います。公演が始まる直前まで、みんな歌やトークなどあわせたり練習していた。みなさんが楽しんでいただけたらいいなぁと」。
内山は、「短い時間での第2章へのレッスンだったので、メンバーみんな不安がたくさんあって、昨日も胃が痛くなるぐらい不安だったんですけど、いい第2章をきれて。最後の曲もみんなエネルギーが出て、楽しくできたと思います。それと、第2章が始まるということで、衣装も全部新しくなって、気持ちも新しくなった。みんなのひとりひとりの個性は第一章から引きつぎ、これからパワーアップできるように頑張っていきたい」。
鉄戸は、「今回ハコイリムスメ第2章ということで、去年の7月に行われた最初の新人公演を思い出しながら挑みました。初心を忘れずに新しく8人でこれから頑張っていけたらいいなぁと思います。はるかすが、ギリギまで不安で不安で泣いたりしていたので、心配なところもあったんですけど、『楽しかった』といってくれて、すごく良かったなと思います。これからにも阿部の個性、いいところをもっと引き出していけるように頑張りたい」。
ひとりだけ新メンバーということについて、阿部は、「最初レッスンの時にお会いするのに、一人だけ入って、団結力がすごかったので浮いちゃったりしないかな。ハコイリムスメさんがいままで気づいてきたものを一人で壊してしまったらどうしようとかと、いろんなことを考えていたんですけど、みなさんすごく優しくて、私がすごく縮こまっていたのをこっちだよとか、ダンスも全然ついていけなかったのをいちから教えてくれて、すごくいい人たちで、私の中ではこの公演を経て、私もハコイリムスメの一員でみんな仲間なんだと思えるようになりました」。
ライブ終了後は、8人揃って記者会見に。新メンバーの阿部は「最初にレッスンに入ったときは、今までハコイリムスメが築いてきたものを崩さないか心配だったんですけど、皆さんすごくいい人で…。“仲間”なんだなって思いました」と初ステージに至るまでを振り返ると、照れた鉄戸美桜から「やめてよー」の声が飛ぶ一方、菅沼も「いい人って…他人ぽいね！」とすかさず突っ込みが入った。
阿部は「今日はファンの皆さんやメンバーの優しさに助けられました。これからは自分から前に出てみなさんを楽しませたい」と意気込み、
最後にリーダーの小松は、「夢的なものは横浜のアリーナの大きいステージでやるのが夢なんですけど、いまはこの会場（カルチャーズ劇場）を満員するのが私たちの今の目標です」と、一歩一歩。
【セットリスト】
オープニングビデオ
M01 抱きしめて（チェキッ娘）
MC
M02 いじわるねDarlin’（おニャン子クラブ）
M03 baby blue（アイドリング！！！）
MC
M04 天使のアリバイ（うしろゆびさされ組） 菅沼もにか＆我妻桃実
M05 SPRING LOVER 大作戦（Qlair） 小松もか＆内山珠希＆神岡実希＆阿部かれん
M06 いちご水のグラス（斉藤由貴） 門前亜里＆鉄戸美桜
MC（フォトタイム）
M07 微笑みと春のワンピース（オリジナル曲）
MC（告知）
M08 なかよし（チェキッ娘）
MC（締めのあいさつ）
