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天海祐希12年前の映像に「恥ずかしい」と照れ!市川染五郎からは「耐えられる美しさ」

天海祐希12年前の映像に「恥ずかしい」と照れ!市川染五郎からは「耐えられる美しさ」
天海祐希が舞台あいさつで楽しげな様子を見せた

 歌舞伎俳優・市川染五郎(42)と女優・天海祐希(47)が4日、東京・新宿バルト9でゲキ×シネ『阿修羅城の瞳 2003』(ヴィレッヂ/ティ・ジョイ)公開直前舞台あいさつに登場し、司会は中井美穂アナウンサー(50)が務めた。

 人気演劇集団『劇団☆新感線』の35周年記念し、2003年に舞台で上演し、初ゲキ×シネ(演劇の映像化し劇場中継)化され、ゲキ×シネ原点ともいえる『阿修羅城の瞳 2003』が再び劇場上映となった!文化文政時代の江戸を舞台にかつて闇から魔を救うために組織された特務機関“鬼御門(おにみかど)”に所属していた凄腕の魔事師・病葉出門(わくらばいずも・市川)。出門は5年前のある出来事から一切を捨て鶴屋南北一座に弟子入りしていたのが謎の女・つばき(天海)の出会い運命が狂っていく…。

 上映後に天海は登壇するなり、「こんにちは~、天海祐希で~す!わーい!!」と、少女のようにはしゃいで手を振り、茶目っけたっぷりで観客から拍手を受ける。12年前の映像ということで「若かったね~。映像になって若いのを観られるとちょっと恥ずかしい気もしています」と、照れつつ「映画館でかかることが幸せに思っています」と笑み。染五郎は、「これ観たとき、僕たちはすごいなと。ひたすら自画自賛をしています(笑)」と、当時の自分たちのバイタリティを褒めていた。

天海祐希12年前の映像に「恥ずかしい」と照れ!市川染五郎からは「耐えられる美しさ」
 

 染五郎は2000年版の『阿修羅城の瞳』も主演しているが、『劇団☆新感線』作品にはそこから出演することとなる。「『髑髏城の七人』を見て、いつか出たいと思っていたら、新感線から声がかかるようになったんです。ただ、やると観るとは大きな違いで、あれだけきつい稽古というのはいまだかつてありません。それくらい苦しみ抜いた」と、相当に大変だったそう。

 2000年の稽古中のことについて、染五郎は「橋本じゅんさんとボケ・ツッコミをするシーンがあるんですが、そのシーンをスタジオ近くの公園でやることになったんです。じゅんさんが『劇団☆新感線』内でどういうふうな立ち位置かまったく分からなかったんですが、あとから劇団員のみなさんに聞いたら『気をつけろ』と(苦笑)。でもそのころには(染五郎と橋本じゅんの間に)師弟関係が築かれていて」と、“後の祭り”だったエピソードを話し、のちに2003年でのときに橋本とは、「ちょっと距離を置くようになりました」と、明かして笑いを誘った。

天海祐希12年前の映像に「恥ずかしい」と照れ!市川染五郎からは「耐えられる美しさ」
 

 天海は2003年版からの出演だが、「実は2000年版のビデオを頂いていて、あまりに悔しくて見られなかった。ずっとそのままにしていて、2003年で出られるとわかった時にパッケージをやっと開けて悔しがりました」と、実は2000年版にも出演したくて葛藤があったのだとか。

 話は続き、天海は「(2000年版のつばき役の)富田靖子さんが可愛らしいつばきが、どうしいようもなく鬼になっていく姿がすごい切なくて、これは私はできないなと思って、私はちょっと変えようと思ったわけではないですけれど、素敵なところを吸収させてもらって、私なりのつばきができてたらいいなと思うんですけどね」と、役へ込めた思いを熱弁。

 その一方で、富田、天海と比べる立場となった染五郎は、「(背が)おっきいなと」と、演技ではない部分を挙げこれには天海も「そこ!?」と、ちょっぴりおかんむりな姿を見せて場内を沸かせる。逆に天海は染五郎について、「体力が染ちゃんは違うんです。安定感があるので、立ち回りの美しいこと。花道を疾走する姿も美しい!」と、べた褒めだった。

 ほかにも、顔がどアップになるシーンがあるそうだが、天海は、「アップは本当にやめてくださいと言っていたんですけど…」と声を落とすと、染五郎は「耐えられる美しさです(笑)」と、フォローしていた。

 最後に、染五郎は、「12年経ちましたけど、(天海と)お互い若いので生でやれと言われたらいくらでも生でやります!!」と、同じキャストでの再演も可能だと気概を見せ、会場には大きな拍手があふれていた。

 また、去り際には、染五郎には報道陣から先日第1子女児を出産した妹で女優・松たか子(37)へ祝福の声が報道陣からかけられたが、これには無言ながらも笑顔を見せていた。

 ゲキ×シネ『阿修羅城の瞳 2003』は4月11日より上映スタート!

 ■上演概要
 ◯作:中島かずき
 ◯演出:いのうえひでのり
 ◯出演:市川染五郎 天海祐希 / 夏木マリ/高田聖子 橋本じゅん 小市慢太郎 近藤芳正/伊原剛志
 ◯舞台記録:2003年8月新橋演舞場(東京) /9月大阪松竹座
 ◯映像製作:イーオシバイ
 ◯配給:ヴィレッヂ ティ・ジョイ
 ◯舞台製作:松竹
 ◯著作:松竹 ヴィレッヂ
 (c)2015 松竹 ヴィレッヂ 日本/カラー/175分

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市川染五郎
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中井美穂
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