NO IMAGE

【アカデミー賞】V6岡田准一最優秀主演男優賞に万感!緒形拳からの俳優に「向いてる」思い出し瞳潤ませる【スピーチノーカット】

【アカデミー賞】V6岡田准一万感!緒形拳からの俳優に「向いてる」思い出し瞳潤ませる【スピーチノーカット】
V6岡田准一が万感スピーチ!

 アイドルグループ『V6』で俳優・岡田准一(34)が27日、東京・グランドプリンスホテル新高輪「国際館パミール」で行われた『第38回日本アカデミー賞』授賞式で主演作『永遠の0』で最優秀主演男優賞を受賞し、主演・助演ともに初のW受賞するという快挙を成し遂げた。

 作家・百田尚樹氏の同名作が原作。戦時下に戦うことよりも生還することに執着し、周囲から臆病者とまで言われた天才パイロット・宮部久蔵。彼がなぜ自ら特攻を選んだのか、現代を生きている孫の目線から真実をたどっていく感動ドラマとなる。

 最優秀主演男優賞が決まった瞬間、メディア用に用意されたプレスルーム内も「おおっ!」と沸き上がることとなった。岡田は時折、瞳を潤ませながら万感の思いをスピーチした。

 ■以下、スピーチ全文
 本当に、あの…、みなさんありがとうございます。

 監督はじめ、スタッフのみなさん、この作品に取らせて頂いた賞だと思いますし、この作品はやっぱり、歴史を伝えるというか、思いを伝えるということが大きいテーマだったとは思っていますけど、僕がここにいれるのも、第1回の受賞者の人が人を思うことの大切さを伝えてこられてた高倉健さんのおかげでここに立てるということが1つありますし、第2回受賞の緒形拳さんに…。

 先程しゃべらせて頂きました「感情が動くときに人は観てくれるんだ」ということを言っていただいたのも、第2回の緒形拳さんで、そしてそのときに、「お前は芝居に向いている」と。「つらいことはたくさんあるし、芝居をやるには難しい環境かもしれないけど、お前は芝居を続けなさい。向いてるから」と、言って頂いて、なんとか続けてこられてますし、僕、向いてると言われたのが、芝居と格闘技しかなくて(苦笑)。

 その2つだけが向いてると言われて、20年前からこの仕事をさせて頂いていますけれど、何もできなかったんです。本当に怒られて、ずっと怒られてき続けて、20年間の間で、たくさんの役者さんや、スタッフのみなさん、役所(広司)さんや、中井(貴一)さんにもたくさん教えて頂きましたし、本当にスタッフのみなさんに、いろんなことを教えて頂いたり、格闘技を教えて頂いたり、人間を作っていくということを20年間たくさんの出会ってきた方々に教えて頂いて、このような素晴らしい場所に立てるようになりました。

 それをみなさんに本当に感謝したいと思っています。いままで応援してくれた、きょうテレビもあるということですので、テレビの前の気にかけてくださったみなさまも、本当にありがとうございます。ここに立てるようになりました。

 本当に嬉しいです。また、ここに帰ってこれたときに、実力を認めて頂けるんだと思っていますし、また帰ってこれるように精進してまいりますので、誰かまた連れてきてください(笑)。本当にありがとうございました。

広告