今年も春牡蠣(カキ)の季節がやってきた!
東京・新宿の大久保公園で昨年開かれ約2万4000人の集客があり大好評だった『瀬戸内ひろしま春牡蠣フェスタ』が『広島春牡蠣フェスタ 2015』として再び同所で開催中だ。
昨年は3月中の30日間だけだったのが、今年は2月21日~4月5日までと会期も14日延長!メニューも20品近く増えた上に、肉好きのためにサーロインステーキと肉料理も充実するなどパワーアップしている。
【昨年の記事:歌舞伎町で広島牡蠣をかき小屋スタイルで食べよう!3月1日から30日まで大久保公園にて】
とくに、目玉となるのは毎年1月~4月頃まで身が緑色になるという広島県厳選の希少なカキ「グリーンオイスター(塩田熟成牡蠣小町)」が初めて登場することだ。カキの本場・フランスのマレンヌオレロン地方では、“幻の緑牡蠣”と呼ばれる最高級のブランドカキとして知られているものだ。
この「グリーンオイスター」は日本では、瀬戸内海の大崎上島(おおさきかみじま)でカキとクルマエビの養殖を手掛けるKS商会株式会社(生産事業所名:FARM SUZUKI)が、国内で初めて、フランスと同じ養殖環境と方法で育成。海で養殖したカキを、透明度の高い海水と緑豊かな山からの湧水(真水)が混じった汽水の塩田跡の養殖池で1ヶ月以上育てることによって、カキが塩田特有の植物プランクトンを食べて身が緑色になり、甘みがあってまろやかな味わいのカキに仕上げるという、まさに手塩にかけて育てた、生産者の努力の結晶といっても過言じゃない!
牡蠣といえば冬のイメージが強いのだが、生産者からすると「冬よりも、産卵期直前の3月~4月が最熟となり、身も大きくて風味が良い」と意見が一致していたり、広島大学大学院生物圏科学研究科の羽倉義雄教授らの研究チームもカキ独特のうま味成分のグリコーゲンとアミノ酸の蓄積量は、産卵期直前の3月~4月ごろが最大になると2011年に発表しているなど、実は春先が食べごろなのだ。
現地の大久保公園は昨年と同じく、全天候対応のスタイルとなる牡蠣小屋が設置され、空模様や寒さなどを気にせず楽しむことができる。
20日にはプレス向けの試食会が開催。磯の香りが場内に漂う中、パチリ!パチリと貝の爆ぜる音が聴こえ、それだけでヨダレが……。それではと、籠に入れレジで会計を済ませて、レンジで牡蠣を焼くのだが、ここで注意。貝の破片が飛び危険なため上蓋をかぶせて焼く。初めての方には説明書もあるし店員さんも親切に対応してくれるので、わからなければ聞いてみよう。
今回のために用意された牡蠣のメニューは3種類。『広島殻付き春カキ(1kg)』(1600円・以下すべて税込)、数量限定の『広島特選殻付き春カキ(2個)』(1000円)、『グリーンオイスター(1個)(塩田熟成牡蠣)』(400円、数量限定)。グリーンオイスターその名の通り、殻の緑色が濃く、ぷるんとした身を噛むと、ジワーっと旨味が口の中で長く続く。こちらは平日は600個限定、土日は1000個限定と早い者勝ち!一方、“特選”の方は、普通のカキの2~3倍の大きさはあろうかという豪快な感じで、牡蠣からの汁もたくさん出るため、ビールがよく進みそう。
さらに、昨年と違うのは『野菜焼盛り合わせ』(400円)と、野菜も焼けたり、『やわらか!牛フィレステーキ(ソース付)』(1000円)『自分でロッシーニ風ステーキ(ソース付)』(1800円)と、肉料理も焼けるようになったこと!そこだけに止まらず、『タラバ蟹焼き<肩脚>』(2980円)も楽しめるなどボリューム満点!
昨年は人気がありすぎて席がとれなかったという声にも応えて公式ウェブサイト(http://kakifes.com)内で「カキフェス会員」になると席の予約もでき、行ってから後悔するということもなくなりそうだ。
また、東日本大震災からの復興支援を開催目的としている本イベントでは、『東日本大震災復興支援ウィーク』と題して、3月5~11日には三陸産の牡蠣1キロ16000円で販売。そのうち50円を支援とし、同額をイベント共催の株式会社ラストリゾートジャパンのドネーション(寄付)として加え、三陸産牡蠣1キロの販売につき、合計100円を日本赤十字社に東日本大震災義援金として同31日までに寄付するとしている。
■『広島春牡蠣フェスタ2015』メニュー(税込)(★は新メニュー)
<焼きもの 海鮮>
◯広島殻付き春カキ 1キロ(12~18個):1600円
★グリーンオイスター(塩田熟成牡蠣):1個400円※数量限定
◯広島特選殻付き春カキ(2個):1000円※数量限定
◯北海道 活ホタテ貝(2個):1200円
★タラバ蟹焼き(肩脚):2980円
<焼きもの お肉、野菜>
★やわらか!牛フィレステーキ(ソース付):1000円
★自分でロッシーニ風ステーキ(ソース付):1800円
★野菜焼盛り合わせ:400円
<焼きもの セット>
◯魚介3種盛り(北海道活ホタテ貝、鮭切身、イカ):1300円
◯お肉3種盛り(ハンバーグ、ベーコン、ソーセージ):1300円
<カキ料理 単品>
★広島春カキの唐揚げ(西京味噌風味):500円
◯広島春カキのアヒージョ:600円
◯広島春カキのフライ:500円
◯春カキのクリームスープ:350円
◯春カキのご飯<カキ4個入り>:450円
<一品料理、おつまみ、ごはん、トッピングソース>
★たっぷりズワイ蟹のアヒージョ:800円
◯アヒージョ用
・バケット<6切>:250円
★プチパン<2切>:300円
★締めのペンネ:250円
◯おつまみ
★パルミジャーノチーズ:350円
★ミニトマトのピクルス:350円
★おつまみスモークサーモン:450円
★タマゴのサラダ:450円
★クリームチーズのポテトサラダ:450円
◯トッピングソース
・ガーリックバター、すりおろしオニオン、バジルチーズ、瀬戸田レモン:各100円
・EXヴァージンオリーブオイル:150円
<デザート>
◯カープジェラート(ミルク味):300円
◯ジェラート(瀬戸田レモン、キャラメル):各300円
★杏仁豆腐、マンゴープリン:各350円
★くだもの村の手造りアップルパイ:350円
<ドリンク>
◯ワイン
・泡ワイン(フランス産:デュック・ド・パリブリュット)750ミリリットル:2000円
★白ワイン(チリ産:プレミオ)750ミリリットル:1500円
・白ワイン(フランス産:ウィリアム・フェーブルシャブリ)750ミリリットル:3500円
★赤ワイン(チリ産:プレミオ)750ミリリットル:1500円
★赤ワイン(アルゼンチン産:マルベック)750ミリリットル:3500円
★角ハイボール:480円
★酎ハイ(瀬戸田レモン、マンゴー、黄色いフルーツトマト):各480円
◯ビール類
★プレミアムモルツ<350ミリリットル缶>:450円
★おいしいZERO<350ミリリットル缶>:350円
★オールフリー(ノンアルコールビール)<350ミリリットル缶>:300円
◯日本酒
★酔心 ワンカップ<180ミリリットル>:400円
★酔心 牡蠣に合う酒(純米酒)<180ミリリットル>:600円
★酔心 一滴入魂(純米吟醸)<300ミリリットル>:900円
◯ソフトドリンク各種:130~190円/本
★ロックアイス入り500ミリリットルカップ:100円
■開催概要
・催事名称:『広島春牡蠣フェスタ2015』
・期間:2015年2月21日~4月5日※会期中は毎日営業。原則として雨天でも開催するが、悪天候などにより予告なく変更・中止になる可能性があります。
・営業時間外:平日 午前11時~午後9時、土曜・日曜・祝日 午前10時~午後9時(ラストオーダー午後8時30分)
・場所:新宿区大久保公園
・料金:入場無料※飲食、物販は有料で、別途バーベキュー使用料(お一人様税込200円、未就学児は無料)がかかります。
・席数268席(一般テーブル(44卓):176席、24名ビッグテーブル(3卓):72席、カウンター席:20席)
・イベント会場電話番号:080-9178-0084
・公式ウェブサイト:http://kakifes.com
・公式Facebookページ:https://www.facebook.com/kakifesta
・席の予約:本イベントのウェブ会員「カキフェス会員」に登録後、公式ウェブサイトの席予約専用ページから
・イベント専用駐車場:用意なし 公共の交通機関を利用
・イベント会場の建物:全天候型ユニットハウスを使用した仮設建物