『平成27年 神戸市成人お祝いの会』が成人の日となる12日、兵庫・神戸市のノエビアスタジアム神戸で開かれ、晴れ着やスーツ姿の新成人が集った。
阪神・淡路大震災から今月17日で20年を迎える今年。会場内の大型モニターには震災当時の倒壊したビルや道路の映像が流れ、開会に先立ち阪神・淡路大震災ならびに東日本大震災で亡くなられた方たちへ向けて全員で黙祷し、犠牲者を追悼した。
式中では新成人の代表8人がはたちの誓いを立てる。阪神・淡路大震災について記憶はなくとも神戸の復興とともに成長してきたこと、当時の状況を家族や恩師から聞くことで自然災害の怖ろしさ、悲しみを感じたことなどを語り、「これからも私達は決して阪神・淡路大震災のことを忘れません」と誓うと、場内一体となり、神戸復興を願い作詞・作曲された楽曲『しあわせ運べるように』を合唱し、あらためて思いを強くしていた。
ゲストステージとして関西を中心に活動しているボーカル&ダンスグループ『CLOWN’S CROWN』のパフォーマンスをした後に、メンバーらが、全員で地震発生時の対応をする「シェイクアウト訓練」を呼びかけ、合図とともに身をかがめて頭を守る態勢となり、地震への意識を高めた。
また、神戸出身者や縁のある著名人らがVTRでメッセージを寄せることに。元陸上競技選手の朝原宣治氏、プロ野球『埼玉西武ライオンズ』の栗山巧選手、サッカー『ヴィッセル神戸』の小川慶治朗選手、『横浜F・マリノス』藤田祥史選手、女子プロレスラー・真琴選手、声優・一条和矢、前田愛、中井和哉、上田燿司、『ガガガSP』のコザック前田と山本聡、アナウンサー・政井マヤ、楽天株式会社の三木谷浩史社長がそれぞれの言葉で新成人を激励した。
(配信・JPnews)