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桜宮高バスケ部元顧問 テレビ出演し謝罪「私が彼を死に追いやった」

 大阪市立桜宮高校2年で、バスケットボール部主将の男子生徒が昨年12月、顧問の体罰を苦に自殺した問題で、顧問だった小村基(こむらはじめ)元教諭(47)が4日、『ニュースウォッチ9』(NHK総合、月~金・午後9時~)に出演し、初めて公の場で謝罪した。

 小村元教諭はVTRで出演し、生徒が書いた手紙の存在を自殺後に知ったと告白。「私が彼を死に追いやった。自分自身がわかっていない愚かさに気づきました」と、罪の意識を語った。

 体罰については、「彼のレベルアップが、チーム全体のレベルアップにつながると考えた。彼を呼んで『なぜ意識をしないのか』『なぜ相手を見ないのか』と、一言一言尋ねながら叩いた」と、説明。桜宮高校に赴任した1994年当時から手を上げていたといい、「選手も保護者も理解していると思っていたので、そのときは体罰という認識はなかった」と、コメントした。

 小村元教諭は今年2月、懲戒免職となり、橋下徹大阪市長(43)も「妥当な処分だと思う」としていた。

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