世界の紛争地域を飛び回る記者の監督最新作!『BORDER 戦場記者 × イスラム国』

世界の紛争地域を飛び回る記者の監督最新作!『BORDER 戦場記者 × イスラム国』

世界の紛争地域を飛び回る記者の監督最新作!『BORDER 戦場記者 × イスラム国』

 TBSテレビのニュースや情報番組でイスラエルとパレスチナのガザ地区に拠点を置くイスラム組織ハマスとの紛争報道で、現地からの緊迫したリポートやスタジオからの解説などで出演している記者・須賀川拓(ひろし)さんの監督最新作『BORDER 戦場記者 × イスラム国』が「TBSドキュメンタリー映画祭」で上映が決定した。

 「TBSドキュメンタリー映画祭」とは、TBSテレビやTBS系列の各局の記者やディレクターたちが、歴史的事件や今起きている出来事、市井の人々の日常を追い続け、記録し続け、熱い思いと共にドキュメンタリー映画として世の中に発信し続けるブランド「TBS DOCS」。テレビやSNSでは伝えきれない事実や声なき心の声を発信し続けるこれらの本気のドキュメンタリー作品に出会える場として、2021年より開催されてきた「TBSドキュメンタリー映画祭」が、2024年3月15日(金)より開催される。

 第4回の開催となる映画祭の人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマを考える今だから見るべき作品を選んだ「ソーシャル・セレクション」の追加ラインナップとして、中東を中心に世界中を飛び回り、現在TBS系報道番組「NEWS23」専属ジャーナリストも務める、須賀川拓(ひろし)の監督最新作『BORDER 戦場記者 × イスラム国』の上映が決定した。

 須賀川拓さんは2019年から2023年まで、JNN外信部中東支局長として、レバノン、イラン、イスラエル、アフガニスタンといった中東各国を取材。また、ウクライナへの取材など、紛争地に生きる一般市民の声を積極的に発信し続ける日本人ジャーナリスト。

 TBSドキュメンタリー映画祭へは、2021年「大麻と金と宗教 ~レバノンの“ドラッグ王”を追う」、2022年「戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実」、2023年「アフガン・ドラッグトレイル」と映画祭開催以降、毎年新たな映画として発表し続けている。

 2022年には、国際報道で優れた業績をあげたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞している。同年には、初の全国公開となった監督作、ドキュメンタリー映画『戦場記者』(KADOKAWA配給)を発表した。

 最新作『BORDER 戦場記者 × イスラム国』は、イスラム国家樹立のためならば、非道なテロをもためらわない過激派組織イスラム国の“いま”を追いかけた作品で、シリア奥深くの砂漠にある難民キャンプを取材。壊滅した思われている過激派組織イスラム国、その極めて危険な思想にいまだ共鳴する人々がいる現実を映し出す。

 須賀川氏は、「戦争は、長引けば長引くほど悲惨だ。多くの人が死ぬのに、その悲惨な現実への関心は薄れていく。『私たちのことを忘れないでください』これが戦地からの悲痛なメッセージだ。戦争の負の遺産を先進国に住む私達が知ることで、未来の誰かが救われるかもしれない」と作品に込めた思いをコメント。

 同作をはじめ、ここでしか観られない良作ドキュメンタリー勢揃いの「TBSドキュメンタリー映画祭2024」は、2024年3月15日(金)より全国6都市にて順次開催。

 人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマに迫る
 「ソーシャル・セレクション」上映作品
 『BORDER 戦場記者 × イスラム国』

 ◆作品紹介
 「お前の首を切り落としてやる」。シリア奥深くの砂漠にある難民キャンプで子供たちが記者に放った言葉は、ただの脅しではなく、血の滴るナイフを突き付けられているかのようにリアルだった。壊滅したはずの過激派組織イスラム国。しかし他者との共生を拒みながらも、世界に広がった極めて危険な思想に、いまだ共鳴する人たちがいる。いったい、なぜ。忘れられた地で、記者が「境界 BORDER」を歩いた。

 ◆監督:須賀川拓
 1983年生まれ、東京都出身、オーストラリア育ち。前JNN中東支局長で、現在は「NEWS23」専属ジャーナリスト。テレビでは伝えきれない紛争地の生の空気や、戦争で生活を破壊されあえぐ一般市民の声を地上波ニュースだけでなく、「TBS NEWS DIG」のYouTubeやラジオなどで積極的に配信している。
 近年は、テレビやYouTubeだけでは伝えきれない現地の息遣いを映画で発信。担当した主な作品は、レバノンの麻薬王を追った『大麻と金と宗教 ~レバノンの“ドラッグ王”を追う』、封鎖のガザで生きる起業家に密着した『天井の無い監獄に灯りを』、ガザ紛争の戦争犯罪を追及する『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』。
 その他にも、ベイルート港の大爆発後メディア初となる爆心地取材や、タリバン幹部への直撃インタビュー、アフガニスタンでのタリバン・パトロール密着等。2022年には、国際報道で優れた業績をあげたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。
 最新監督作品は、2022年12月に初の全国公開となったKADOKAWA配給のドキュメンタリー映画『戦場記者』。

 ©TBS
 
世界の紛争地域を飛び回る記者の監督最新作!『BORDER 戦場記者 × イスラム国』

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