劇団四季に所属する俳優の青山弥生と佐野正幸が12月15日、東京・六本木のニコファーレで行われた『劇団四季×niconico 記者発表会』に出席した。
nikonicoと劇団四季は、新たなチャンネル『劇団四季プラス』をこの日からスタートさせることを発表。月額540円で俳優の近況や舞台裏、作品をフューチャーした生放送、話題のステージの初日を迎えるまでを追ったドキュメンタリー、バックステージツアーなどを順次企画していく。URL：http://ch.nicovideo.jp/g-shiki
『プラス』の開始を記念し、ニコファーレで劇団四季が12月に行う公演『劇団四季 FESTIVAL！扉の向こうへ』から「キス・ザ・ガール」（リトルマーメイド）「メモリー」（キャッツ）「愛せぬならば」（美女と野獣）「サークル・オブ・ライフ」（ライオンキング）の4曲を歌う特別ショーが行われた。
青山は「まさに『FESTIVAL！』の舞台稽古から抜けてきました」と明かし「華やかな作品をそろえてお待ちしております」と呼びかけた。佐野も「ニコニコのユーザーさんというのはとても音楽が好き。自分で演奏したり、歌ってみた動画を投稿している。うちの劇団も終演後に時々お客さんとやるんです。みんなで舞台の上に上がって歌うというのをやってるんです」と話し、新たな取組を歓迎した。
有料コンテンツと無料コンテンツの柔軟な運用ができるのが特徴だが、四季株式会社 代表取締役社長の吉田智誉樹は「ブログ形式で、稽古場の様子とか、新しい人が出演した時に紹介など、月2回ぐらい更新できたら」と当面の目標を掲げ、「もう少し踏み込んで交流のある形を目指したい。我々も初めての試みなのでひとつひとつ勉強しながら可能性を探っていきたい。どんな人が、どんな思いでやっているのかということをビビットに伝えるものになりたいですね」と話した。
ドワンゴ取締役の夏野剛は「ネットとリアルの融合。リアルで舞台を観るのは年にそんなにない。ネットのならではのバックステージの紹介などを通して、思い起こすことのきっかけになり、また舞台に行きたくなるように」と好循環に期待を寄せ、「ニコ動の“踊ってみた”や“歌ってみた”のようにミュージカルの場面を再現した“四季してみた”というカテゴリーができるかもしれないですね！ これからちょっと楽しみだな」と語った。
