舞台『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー~パパと呼ばないで~』が20日より東京・渋谷のパルコ劇場で幕を開く。
喜劇作家Ray Cooney(レイ・クーニー)さん原作。日本でも数度上演されておりその都度、観客を大爆笑させた作品。医師デーヴィッド・モーティマー(錦織一清)は愛妻・ローズマリーとともに順風満帆なエリートコースを歩んでおり、1時間後には権威ある記念講演のスピーチを控えていた。そこへ、18年ぶりに元・看護婦で昔の愛人ジェーン(はしの)が訪ねてくる。モーティマーとジェーンの間には18年前に子どもができており、その息子・レズリー(塚田僚一)は父親を探しに病院に訪ねてくることに。いろんな人を巻き込んで大騒ぎとなってしまいながら、デーヴィッドは妻にバレないようにするため嘘に嘘を重ねるのだが、この修羅場を乗り切ることができるのか……。
19日にはメディア向けにフォトコールが行われ、一幕の一部が上演されることに。錦織演じるデーヴィッドがウソにウソを重ねとんでもない方向に話が進んで行ったり、父親を探す赤と青に髪を染めたモヒカン姿で革ジャンと不良少年な感じのレズリーが血気盛んに舞台狭しと大暴れしたりとエネルギッシュなものに。そこに、ほかの医師や看護婦、患者も巻き込まれ、塚田が囲み会見のときにも話していた通り、笑いの“嵐”が巻き起こることに(参照記事:A.B.C―Z塚田僚一 ハワイの嵐に対抗!「渋谷ではお笑いの“嵐”を巻き起こします!」)!
さらに、塚田は前宙返りを披露したりと、得意のアクロバティックな演技を見せたり、あるシーンではテンションが高くなったレズリーの喜びを現すためにキャストに熱烈にハグしてキスするという遊び心満載の場面も見られた。
舞台『イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー~パパと呼ばないで~』は、東京・パルコ劇場で20日から10月13日、宮城・仙台イズミティ21大ホールでは10月19日、新潟・りゅーとぴあ・劇場では10月23日、愛知・愛知県芸術劇場では10月27日、大阪・森ノ宮ピロティホールでは11月1、2日で上演!
■キャスト
デーヴィッド・モーティマー医師役:錦織一清
レズリー役:塚田僚一(A.B.C―Z)
ジェーン・テイト役:はしのえみ
ローズマリー・モーティマー役:瀬戸カトリーヌ
ヒューバート・ボニー医師役:酒井敏也
婦長役:池谷のぶえ
警官役:福本伸一
サー・ウィロビー・ドレーク役:俵木藤汰
マイク・コリノー医師役:土屋裕一
看護婦:岡村さやか
ヒューバートの母親:竹内都子
ビル役:綾田俊樹
■STORY
舞台はロンドン、とある大病院の医師談話室。時はクリスマスの3日前。医師デーヴィッド・モーティマー(錦織)は愛妻ローズマリー(瀬戸)とともに順風満帆なエリートコースを歩んでいる。そして、約1時間後には権威ある記念公演でのスピーチを控えている。
ところが、そこへ18年ぶりに元・看護婦で昔愛人でもあったジェーン(はしの)が彼を訪ねてくる。実は二人の間には18年前に子どもができており、その息子・レズリー(塚田)も父親を探しにこの病院に来ていると告げる。同僚の医師ヒューバート(酒井)やクリスマスの余興に夢中の後輩医師のマイク(土屋)、とぼけた病院患者・ビル(綾田)、厳格な婦長(池谷)や看護婦(岡村)、はたまたレズリーを逮捕にきた警官(福本)を巻き込んでの大騒ぎ。デーヴィッドはウソにウソを重ねて、医師談話室は大混乱をきたす。さらにヒューバートの母親(竹内)まで現れてますますウソの上塗りが複雑化する。上司サー・ウィロビー(俵木)にプレッシャーをかけられながら講演の時間は迫り、一人しかいないはずの婦長は二人出現し、警官はマイクの叔父であることが明らかになり…。
はたしてデーヴィッドは、この場を切り抜けることができるのか!?
※『It runs in the family』原題の直訳は、「そういう血が流れているんだ」=「蛙の子は蛙」「血は争えない」の意味