タレント・うえむらちか（28）、お笑いコンビ『THE GEESE』の尾関高文（36）、“カープ女子”で知られる天野恵さん、大井智保子さんが12日、東京・歌舞伎町のLOFTプラスワンで『カープ女子会～カープ女子全員集合～』イベントを前に囲み会見を開き、プロ野球の広島東洋カープの魅力などを熱弁した。
ここ数年戦力補強やドラフトが成功し、昨年は初のCSに進出するなど快進撃を見せている広島東洋カープ。その勢いに後押しされるように、若手選手が多いということも相まって女性ファンが急増し、「カープ女子」という言葉も全国でちらほらと聞かれるようになった。本イベントでは、さらに「広島東洋カープを後押ししよう！」というコンセプトのもと、“カープ女子”のタレントらが集まり、トークショーを繰り広げることとなった。
ファンだけあり全員カープのユニフォームシャツを着て報道陣の前に現れることに。カープ女子になってから、何か変化はあったのかと問われると、うえむらは、「この前1人で球場に行ったら、大井さんと偶然に会いました。関東でカープ女子同士つながれました」と、その効用を明かす。
話題に挙がった大井さんは、「隙あらばメディアに出ていたので、貢物をしてもらえるようになりました。ヘルメットソフトクリームとか、好きなグッズとか『誕生日でしょ』といって、自分で撮られた選手のうちわをプレゼントしてもらったり。ニュースも昔は勝っても負けたように報じられていましたけど、いまは勝ったら勝ったなりにニュースになります！」と、変化を肌身で感じているようで、うえむらも「ニュース見るのが楽しくなりました！」と、うなずいた。
さらに、うえむらは、「女子ってカープのファンが多かったんです。去年ぐらいから、ファンの数自体が増えて、逆に注目して頂けている。女性向けのグッズも買えるし、カープピアスもなかったもんね！」というと、「そうだよねー」と、3人で盛り上がる一幕も。
天野さんは生まれた時からカープファンだそうだが、この『カープ女子』現象を「今までカープがフィーチャーされることがなかったから嬉しい！でも、いまだ『カープ女子』と球場とかで言われるのが慣れない（苦笑）“鯉ドルうちわ”とかいままでは考えられないアイドル化してきてる。選手の腕になってる枕とか」と、そちらの側面からの盛り上がりを口にすると、うえむらは「すぐ完売して買えないグッズが増えてきた」と、実情を訴える一幕もあった。
ちなみに、マイブームの選手を挙げてもらうと、ユニフォームを着ている上村和裕選手（31）を挙げたうえむらは、「公式の1軍の試合は5年で1試合だけだったんです。でもずっと2軍から上がってくるのを待っています。この前、1軍に上がりそうなシーンがあって、やきもきしていたんですけど、上がらなくて、このユニフォームを着て上村選手を応援する日を待っています！」と、熱弁。天野さんは「走攻守そろっていて、世界レベルだと思います」ということから菊池涼介内野手を、大井さんは「大竹寛選手がずっと好きだったので、その代わりに来てくださった一岡竜司選手を今年はすごく応援しています。けがは治ったそうなので後半戦から頑張ってほしい」と、それぞれ挙げていた。
また、11日の中日戦に敗れてしまい、今季初めての3位に転落してしまったが、うえむらは、「男子よりも女性は痛みに強いと言われているので、女子は忍耐力があるんです！負けても、勝つのを信じて応援していますから。最後まで選手の力になるように応援していきたい」と、力強いコメントで、大井さんも「大丈夫でしょう。オールスターは8人カープの選手が入っているし、1位は無理かもしれないですけど、2位に入ってほしい」と、力を込め、天野さんも「せめてAクラスは死守して願わくば優勝を」と、願望を。
報道陣からは、好きになった男性が違うチームのファンだったらという質問も飛んだが、大井さんは、「巨人ファンならしょうがないですけど、阪神ファンはやっぱりいっぱい出て行っちゃうので、長く続かないと思うので」とバッサリで、うえむらも、「まったく好きにならないと思います。なるなら野球に興味がない人かなって。手放しで放っておいて、応援行ってらっしゃいとか言ってくれたりしそうなんで。それでも、カープファンに越したことはないです。カープ男子の方は優しくて解説してくれるので」と、挙げていた。
一方、この“カープ女子”現象について尾関は男性目線からの意見を求められ、「カープ女子が増えるのはありがたい。球団的な言い方になりますけど、ファンが増えるほどチケットとの売り上げが上がりますし（笑）。最初は誰でも軽いファンから入るわけですし、綺麗な女子がいると、男性も増えます。カープ女子というキーワードに釣られて男性も見てくれますから、熱が上がるのではないかと思います」と話し、「カープが負けて『吐きたい』とツイッターで言ったら、はげましてくれたりして、カープ女子は包み込んでくれる力がある。シーズンとして優勝しなくてもいいです、日本シリーズに出れたら全国的にこの流れを消さないようにしたい」と、続けていた。
