ミュージカル『テニスの王子様 全国大会 青学VS立海』(演出:上島雪夫)囲み会見が11日、東京・TOKYO DOME CITY HALLで開かれ越前リョーマ役・小越勇輝(20)、幸村精市役・神永圭佑(19)、白石蔵ノ介役・安西慎太郎(20)、越前南次郎役・森山栄治(37)が12日から始まる公演へ向けコメントを寄せた。
全国中学生テニストーナメントで都大会、関東大会と優勝した青学は全国大会へ駒を進める。全国大会でも快進撃を見せる青学は比嘉、氷帝、四天宝寺と強豪を成長を遂げながら次々と打ち倒し、いよいよ決勝戦へ。その相手は関東大会決勝戦でも死闘を繰り広げた立海。全国大会最後の戦いが華々しく幕を開く。
小越は、「長い間戦ってきた全国大会のストーリーとしては最後の公演なので、リョーマのように楽しんでできたら」と、気負いなく大きく構えたコメント。逆に神永は、「原作のクライマックスのお話なので、これまでをいろんな意味で上回れるように頑張りたいと思います」と、コメントし、安西も「ストーリー的にも2ndのファイナルとして気合が入っています。素晴らしい公演になるように精進していきます」と、気合をみなぎらせた。
そんななか、リョーマの父・南次郎を演じる森山は、「僕は初演の桃城武をやらせて頂いているのですが、10年ぶりに越前南次郎として公演にに再び参加させていただくんですが、初演のつもりで臨みたい。南次郎として1から初演のつもりで打ち込んで行きたいなと思っています」と、気を引き締めていた。
見どころについて問われた小越は、「ストーリー的にも全国最後の決勝ということで、熱い公演になっています。公演時間も長い時間になっていますし、1stシーズンのときには2回に分けて公演していたのを1つにしていて、ギュッとよさが詰まっていますし、最後ということで、キャストの熱の入れ方もいつも以上になっています!」と、キャストの熱気を挙げることに。
ちなみに、4人それぞれの見どころを問われると、小越は「原作にもあるんですが、リョーマの記憶がなくなるということで、普段と違ったリョーマが見れます」というと、神永は、「幸村はリョーマと対照的に、勝つことに縛られすぎている。勝つことだけしか見えていないので、観ている側から差を出せるように、それが見えるように演じられたら」と、語る。
続けて、安西は「四天宝寺は試合はないので、私生活の白石くんの部分を出していけたら。チーム的には、立海戦ということで熱いし、そこを四天宝寺の良さであるお笑いとか、明るさとかで、どう食い込んでいったり、詰めていくかというのが見どころだと思っています」と、ファンを楽しませることを口にすると、森山は、「南次郎の見どころは、必ず長い長いと言われるですけど、千秋楽まで長く舞台上に立っている。それが僕の南次郎における1つの課題になっています」と、少々意味深なコメントを。
そして、ファンへメッセージを求められた神永は、「(立海が登場する)本公演自体は1年半ぶりにやらせてただくんですが、それぞれのキャストが、テニミュから離れた1年間ほどの期間があって、8人それぞれ別の現場を踏んでパワーアップしてきていますので、そこにいろんなスパイスを加えていきながら、伝説の作品にしていくので、楽しみにしていてください応援よろしくお願いします」と、熱を込めたアピールをすると、小越は、「本当にテニミュ2ndシーズンとしては最後ですので、キャストはもちろん、スタッフのみなさん、ファンのみなさん全員で一緒になってキラキラ輝く69公演の1公1公演大切にやっていけたら。一緒に楽しめたらと思っています!」とPRし、「夏をさらに熱くする公演だと思っています!」と、自信を見せていた。
その後、ゲネプロが開催。キャストそれぞれがいつも以上に気合をみなぎらせている姿が伝わるものに。アクロバティックさや、演技、歌唱にもさらに磨きがかかるなど、充実ぶりを見せていた。
ミュージカル『テニスの王子様 全国大会 青学VS立海』は東京・TOKYO DOME CITY HALLにて12~27日まで、大阪・大阪メルパルクホールにて8月6~17日、宮城・名取市文化会館 大ホールにて8月23~24日、福岡・福岡サンパレスにて8月30~31日、愛知・日本特殊陶業市民会館 フォレストホールにて9月5~7日、そして東京凱旋公演が9月13~28日にTOKYO DOME CITY HALLにて上演!
※関連記事
・越前リョーマ・小越勇輝と手塚国光・多和田秀弥が二人三脚!幸村精市・神永圭佑 宣誓するも爆笑展開に
・ミュージカル「テニスの王子様」青学vs四天宝寺公開ゲネプロ!東京に熱気の凱旋