俳優・佐藤健(25)が11日、熊本・荒尾市総合文化センターで映画『るろうに剣心』(監督:大友啓史/配給:ワーナー・ブラザース映画)の今夏連続公開となる『京都大火編』、『伝説の最期編』の熊本凱旋イベントに大友監督、くまモンとともに登場した。
全国1府9県でロケが行われた本作。熊本県では、山鹿市の八千代座、宇城市の旧三角裁判所「法の館」、荒尾市の万田坑の3ヶ所でのロケが行われていた。
さらに、前日10日の納涼イベント(参照記事:佐藤健 今夏は浴衣生活宣言!金魚柄の女性は「すくっちゃうよ」)でも、「楽しく歌舞伎を観ているシーン」と熊本での撮影は印象的だったと佐藤自身も語っていたほどで気に入った場所となっており、会場に集まった約800人の黄色い悲鳴に迎えられた佐藤は「(熊本に来ることを)本当に楽しみにしていました。撮影のときに熊本の皆さんに本当にお世話になったので、映画を観てもらえて嬉しい」と、あいさつすることに。
佐藤にとって去年の夏以来の熊本だが、「ほっぺたに十字傷をつけて、赤い衣装をきて、くまモンが撮影をしている時に来てくれた」と、くまモンとのエピソードを振り返り、「撮影中にみんなでご飯に行って馬刺しを食べた」と、食べ物エピソードを振り返ると、「くまモンは今回の撮影で親友になった。ぜひ今度は東京に来てね」と、呼びかける一幕もあった。
MCからは、大友監督に熊本県をロケ地に選んだ理由を問われ、「近代的な鉄産業界を担った場所で、すごく映像が良いものになると思ったので」と、熊本の歴史的背景が魅力的であったからだそうで、熊本凱旋イベントの前に万田坑に訪れていたという大友監督は「すごく絵になりますよね。撮影で誘致したりどんどん盛り上げていければ良いと思う」と、魅力をアピールしていた。
続けて、佐藤は「体力がそんなにないんですけど、とにかく必死に演じていた」と撮影を振り、「前回すごいと言ってもらえたことが今回は当たり前。前回の反省点がわかった上で練習ができたので前作『るろうに剣心』より(アクションが)できたと思う」と、自信をのぞかせた。
最後に、大友監督は、「映画を観ていただいてそれぞれ感想をもっていただいて、観た人達とコミュニケーションを持って欲しい。アクション映画だけど、見方によってはラブストーリーであり、ドラマもある。家族、親戚、お友達、同僚と感想を共有してほしい」と、PRすると、佐藤は「(映画を観てもらえると思うと)ドキドキしている。映画についてはまっさらな気持ちで観てほしい。観終わったら次の『るろうに剣心 伝説の最期編』の公開が9月13日ということを思い、苦しい日々を送ることになるかと思います(笑)。9月13日まで盛り上げていきたいと思うので、よろしければ力をかしてほしい。またお会いできるのを楽しみにしています!」と、メッセージを残しその場を後にしていた。