7月より放送のアニメ『スペース☆ダンディ』の完成披露イベント『～ひと足先にみるじゃんよ！2～』が6月28日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で開かれダンディ役・諏訪部順一、ガールズユニット『9nine』メンバーでQT役・佐武宇綺、ミャウ役・吉野裕行、株式会社ボンズの南雅彦プロデューサーが登場した。
今年1月から3月にかけ13話で放送された『スペース☆ダンディ』が早くも再登場！ダンディ、ミャウ、QTという“BBP（バカ・ボンクラ・ポンコツ）”の3人もさらに適当さに磨きをかけ（？）宇宙を駆け巡る、何でもありのコメディ作品となっている。
この日、昼の回では、すっかりお馴染みとなったダンディ風のリーゼントにスカジャンを着て登場。1度も『スペース☆ダンディ』を観たことない観客がいると想定し、諏訪部は親切心から話すこととなり、「男と女とロボットが出てきてあれこれするじゃんよ。いい感じで、バカとボンクラとポンコツがアレする感じじゃんよ」と、ダンディのキャラそのままに話し、笑いを誘うと、吉野は「早くダンディになりたーい！」と叫び出す自由な舞台あいさつとなることに。
早速、14話の『オンリーワンになれないじゃんよ』では、本編で女性キャラを演じた吉野へ諏訪部は「これからこういう仕事が増えるんだろな」と発言。佐武も、「吉野さんのファンは喜ぶ回だと思います」と、コメントを寄せ期待感を煽ったが、吉野だけは、「これがオンエアされたら仕事が減りそう」と、なぜかヘコんでいた。
16話『急がば回るのがオレじゃんよ』ではアニメ『ピンポン』の湯浅政明監督がメガホンをとった、不思議な回となっており、浪川大輔がとある宇宙人としてゲストで出演し謎の宇宙人語を披露することとなるが、諏訪部によると、「『アドリブで適当に宇宙人っぽくできるよね。よろしく』と言われて、浪川さんの心が折れていた」と、相当に大変だった様子を。
さらに、何話になるかサプライズだがダンディが歌う回『ロックンロール☆ダンディじゃんよ』にゲスト出演した神谷浩史についても南プロデューサーは、「頭にハテナ3つつけて帰った」と、エピソードを披露。その話について、諏訪部は「クオリティが劇場版です！どれだけ（絵の）枚数使ってるんだよって思いました」と話した。ちなみに、劇中曲はミュージシャン・向井秀徳氏が作っている。
また、シーズン1のBlu-ray第4、5巻で10分ほどのピクチャードラマがつくそうだが、アニメ『ダーティーペア』のアニメーター・土器手司さんが手がけているそうで、その名も『ブービーペアの大冒険』となるそうだが、南プロデューサーによると「これもちゃんと、スタジオぬえ、高千穂遙さんにも許可を取ってます」と、オマージュ作品になりそうな匂いを見せていた。
そんな、ゆるい話題が飛び交いまくったイベントとなったが、諏訪部は「渡辺総監督の入魂の作品。本気で遊びながら作っている。毎回、素晴らしいゲストのみなさんが出演して頂いて、『スペース☆ダンディ』という作品ではありますけど、毎回新しい作品に出ているような感じでアフレコしています」と、真面目な一面も見せ、佐武も、「シーズン2に入ってからも、すごく勉強になりました」と、声優として幅が広がったと口にする。
それに合わせ、南プロデューサーも「シーズン1からみなさん観られていると思いますが、実は一貫してテーマがあります。それが各話数に入っています。ラストに向けて、大きな意味での作品というのを感じて頂いて、新しい捉え方をしてもらえるような作りになっています」と、訴えることとなった。
最後に、吉野は「それぞれテイストの違うもので、シーズン2じゃこんな感じで進んでいくんじゃないかと思います。難しいことはないから、なんとなく観てください」とゆるくアピールすると、諏訪部は、「オリジナルストーリーですので、毎話どんなエピソードなのかというのを楽しんで頂けると思います。心を込めて1話1話作っているのでよろしくお願いします。シーズン2よろしく頼むじゃんよ！」と、元気よく締めていた。
『スペース☆ダンディ』シーズン2はTOKYO MXでは7月6日より毎週日曜午後11時より、テレビ大阪では7月9日より毎週水曜深夜2時35分より、テレビ愛知では7月10日より毎週木曜深夜2時35分より、BSフジでは7月13日より毎週日曜深夜0時30分より放送で、カートゥーンネットワーク（アメリカ）・アニマックスアジアでも同時放送！
