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【W杯ブラジル大会】前回王者スペイン、オランダに1-5と大敗!

 W杯ブラジル大会1次リーグB組の「メキシコVSカメルーン」(アレナ・フォンチノバ)が13日午後4時(日本時間14日午前4時)、ブラジル・サルバドールで行われた。

 前回大会の決勝戦の再戦となった優勝国スペインと準優勝国オランダ。予選屈指の好カードと言われたが、結果は1-5と大敗した。

 オランダは攻めている時は3バックながらも、相手にボールを持たれると5バックに。後ろではパスを回させるも、イニエスタ、シャビにボールが入ったところをパスカットし、スペイのパスサッカーを封じる戦法。

 スペインは、1トップにフェルナンド・トーレスではなく、『アトレチコ・マドリード』(スペイン)のリーグ優勝に大きく貢献したジエゴ・コスタを起用。パスを回しながら、DFの裏へボールを放りこみ、裏へ抜ける動きが得意なジエゴ・コスタを活かす作戦。

 最初のシュートはオランダ。前半7分 ロッペンがDFラインの裏にスルーパス。スナイデルが反応し、ペナルティエリアからシュートを放つも、カシージャスが右手一本でファインセーブ。

 均衡を破ったのはスペイン。前半27分 ジエゴ・コスタがペナルティエリア内で倒されPKを獲得。シャビアロンソが冷静に決めて先制。

 スペインは、前半43分にも、イニエスタからのスルーパスに、ダビド・シルバが反応。ペナルティエリア内からループシュートを放つもGKに阻まれる。決定的なチャンスを逃す。

 スペインペースで試合が進み、攻撃の糸口が見つけられなかったオランダは、前半終了間際の44分 自陣深いところから、ハーフウェーライン付近にパス。それをブリントがペナルティエリア手前にロングパス。前へ出たGKの動きを見て、ファンペルシーが、まるで空を飛ぶようにして、豪快なダイビングヘッド!これが決まって同点に追いつく。最終ラインからわずか3人でのゴール。

 激しい雨が降る中後半スタート。

 後半8分 ロッペンがフリットからのパスをペナルティーアーク付近でうけ、右足で一旦フェイクを入れてスペインのDF2人を交わすと、左足でシュート。決まって2-1と逆転。

 さらに、後半15分 ロッペンのドリブルからファンペルシーへ。右足でシュートもクロスバーを叩く。

 そして、後半20分 スペインのダビド・シルバのハンドで得たフリーキック。ペナルティエリア左のやや外側。スナイデルのクロスはファーサイドのデフライへ。ポストにあたりながらも足で押し込みゴール3-1。

 この時、ファンペルシーがキーパーにぶつかり、倒れこんだため、つぎの反応ができなかったと激しくスペイン選手が抗議するも通らず。この行為でスペインのGKカシージャスにイエローカード。

 後半27分 スペインがGKへバックパス。これをカシージャスがコントロールミス。大きくトラップしてしまい、そこを逃さず、ファンペルシーがつめてゴール。4-1とほぼ試合を決する。

 とどめは、後半35分 オランダがカウンターで自陣からロングボールをロッペンへ。そのままロッペンがドリブルでペナルティエリア内に進入。GKをかわしてシュート。

 5-1と大差でオランダが勝利した。

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