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ジャニーズ復興支援イベントにマッチ、SMAPら180人集結!募金8億円超える

 ジャニーズ事務所所属のタレントらが呼びかけた東日本大震災復興支援プロジェクト『Marching J』の大規模募金イベントが11日、都内・東京ドームで開かれた。

 午前10時から午後10時まで開かれ、プロジェクト代表を務める近藤真彦を筆頭に、東山紀之、SMAP、タッキー&翼、山下智久、Hey!Say!JUMP、Sexy Zoneらが勢ぞろいし、デビュー前のジャニーズJr.を含めて180人が集結した。

 12日付のデイリースポーツ、スポーツ報知、日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、東京中日スポーツがその様子を伝えており、震災のあった午後2時46分、東京ドームの特設ステージで募金を訴えていた近藤が、目を潤ませ声を震わせながら、「1年前、日本中が悲しみに襲われ、多くの人が犠牲になりました。みなさんで1分間の黙とうを捧げたいと思います」と、呼びかける。その瞬間、募金のために列を作っていた約3万人のファンも静かに黙祷を捧げた。

 募金活動の途中では近藤が記者会見を開き、前日10日までに同プロジェクトに寄せられた募金総額が約2億5100万円にのぼり、うち昨年4月1?3日に東京・代々木第1体育館前広場で開催した際の募金額が約1億1973万2100円だったことを明かした。これに各種イベント収益、チャリティーグッズ販売収益などを合わせた総額の計8億2655万3991円すべてを宮城、岩手、福島の3県が設立した被災児童支援の基金に寄付するとしている。

 なお、プロジェクトでは被災地の子供たちのため、パンダ招致も目指しているが、募金は招致に使用しないとし、近藤は「募金はすべて困っている人たちに責任を持って届けます。パンダに関する費用に1円も使いません」と明言。招致は事務所と関連会社10社以上でパンダレンタル5年間の諸経費を全額負担する方針で経費は10億?30億円を見積もっているという。

 開場前の午前10時からは4万6000人が列を成し、最終的には約17万3000人が訪れることに。イベント終盤の午後7時30分に駆けつけた『SMAP』にも大声援が飛び、木村拓哉(39)は「わざわざ東京ドームまで足を運んでいただいた。みなさんのお力添えに感謝です」と、あいさつ。

 中居正広(39)は「『きゃーっ』っていう声援の中に『中居君ちっちゃくね?』って聞こえた。全然いいんだよ。実際ちっちゃいから…身も心も」と、自虐的におどけたが、「タレントがみなさんに呼びかけて、みなさんが応えてくれてる。だからみなさんもいろんな人に呼びかけてもらいたい。ちっちゃなことが大きくなっていろんな人が救えるかもしれない」とうまくつなげまとめることに。香取慎吾(35)も、「ぼくらにできることは限られてるかもしれないけど、とにかく一瞬でもみんなと笑顔の時間を共有できたら」と語った。

 その後、『世界に一つだけの花』を歌い、最後には『オリジナルスマイル』を参加タレント全員がカラオケで合唱するなど、ファンを楽しませた。

 このイベントで募金は1年間で区切りとなるが、近藤は「ジャニーズのタレントの結束力にも感動した」と、語ると参加タレント1人1人と握手し、「『Marching J』は今後も東北をサポートします」と誓っていた。

 ●ほか主な参加タレント
 岡本健一、佐藤アツヒロ、『KinKi Kids』堂本剛、『V6』(長野博、森田剛、三宅健、岡田准一)、NEWS(加藤シゲアキ、増田貴久)、KAT-TUN(田口淳之介、田中聖、上田竜也)、NYC(中山優馬)、Kis-My-Ft2、A.B.C-Z、佐野瑞樹、屋良朝幸、風間俊介、長谷川純。

 TOKIO、嵐、関ジャニ∞はスケジュールの都合で来場することができず、VTR出演となった。

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