モデル・森理世（27）が28日、東京・明治大学内で『「トビタテ！留学JAPAN」留学しよう！トークライブ』に登場し、留学の魅力などを呼びかけた。
近年、日本人の海外への留学が減少。その理由として、帰国後、留年する可能性があったり、経済的問題での断念、大学のバックアップ不足、周囲の理解が得られないといったハードルが立ちはだかっており、今回のプログラムでは、その支援などを官民を挙げて実施していることを伝え、海外留学を促すというもの。国も昨年の予算の2倍を用意するなど、対策をとっている。
森は世界を代表するミス・コンテスト『ミス・ユニバース2007』の世界大会優勝者として知られているが、大会に出場することになったきっかけは、16歳から3年間カナダに留学したことがきっかけだったことを明かすことに。「将来は世界で活躍できるダンサーになれればと思っていたので、ダンス留学という形でした」と、振り返る。
留学前のことについて、森は「当時はなかなかぶっきらぼうで、危ないことも、無謀のことを考えていたこともありました」と苦笑いを浮かべつつ、「留学を決めたときに素晴らしい先生に巡りあえました。留学担当の方が素晴らしい方でいまも感謝しています。彼女がいなければ、今の私はいなんじゃないかと思っています」と、素敵な出会いがあったという。
会場に集った学生らへは、留学へ「明確な目標を持ったほうがいいと思います。私は将来ブロードウェイに立つんだという強い気持ちがありました。自分の可能性にかけてみたいという方はたくさんいると思います。世界を見るということは大切だと思います」と、目標の設定を勧めつつも、「見つけたのは良い自分と、弱い自分だと思います。仲の良かった友人もいないわけです。自分の居場所を1から作っていくという根性とかは大切な柱になるんです。その壁を乗り越えたときに、本当に素晴らしい景色が見えると思います」と、苦労も。
その体験はミス・ユニバースの選考にも役に立ったそうで、「この学校生活がなかったら乗り越えられないだろうと思いました。いろんな思想が入ってきます。いろいろな意見を留学生活を通して学んだことです。ミス・ユニバースという未知の世界に飛び込むことによって、こんなにも可能性が広がるんだと思い予想外の人生が待っているんだなと思いました」と、未来の広がりを呼びかけていた。
ちなみに、現在もダンスは続けているそうで、200人の生徒の講師を務めているそうで、「大好きなダンスと触れ合いながら、日本人としての誇りを持つ気持ちなど、もし、自分が留学しなかったらまったく違う人生だっただろうなと思います」と、回想。
「無駄のない時間を過ごしてもらえれば。ぜひ世界で見てきたこと経験をつなげていく、勇気を持って、自分の目の前の扉を開いて頂ければと思います。世界に飛び込んで活躍頂けたら」と、スピーチを終了した。
イベントにはほかにも、『JKT48』メンバーや『AKB48』の“チカリナ”近野莉菜（20）らが出席した。
