女優・竹下景子（60）が23日、都内で行われた、最もジュエリーが似合う著名人に贈られる『第25回 日本ジュエリーベストドレッサー賞』授賞式に出席した。
黒のセーターに黒のロングスカート。グリーンのストッキングにスカイブルーのヒールというファッションで登場。黒蝶真珠ネックレスを胸元に輝かせながら、優雅に関係者とステージを一周。
「デビュー以来、年々輝きを増すことが、時を超えて輝き続けるジュエリーが最も似合う」との理由から［60代部門］での受賞となった竹下は、「これで年が誤魔化せなくなりました」と、冗句で笑わせる。
続けて、「大きな賞をいただくことで、年を重ねることのもう一つの喜びを頂戴したように思います。これからどういう風に進んでいくのか自分でもわからないところがありますけれど、きらびやかなジュエリー。そして、健康にも役立ちそうなジュエリーなど、たくさんのお品を頂戴いたしまして、健康に気を付けて、これからますますいいお仕事に励んでいければと思いました」と、堂々としたあいさつ。
受賞後の取材では、「とてもうれしく思っております。ビックリしました。こういう晴れやかな場所はあまり経験がなかったものですから。そして、60代以上という枠だったので、年を重ねてきてこのことに意味があったんだと感激しました」と、ものごしやわらかく謝意を述べる。
贈呈された黒蝶貝のネックレスについて、「今日のお洋服にも合っていますし、これから活躍してくれると思ってます」というと、「今日のお洋服は、黒蝶貝をもらえるという前提で黒を？」と問われ、「はい。どういったジュエリーをいただけるかということをお問い合わせいたしまして、それでお写真をいただきまして、このジュエリーが映えるようにと、ドレスを用意いたしました。（さすがですね）この年齢ですから。できることはやって望みました」と、事前に調べてコーディネイトしたという。
普段、宝飾はつけますか？と問われ、「普段使いのモノがなくはないですけど、お衣装もアクセサリーも全部おいて、役にならないと行けないので、どこかに出かけるときや気分を変えたいときに」と、ここでも大物女優としての心得が明らかになった。
竹下景子は、1970年代から活躍し、東京女子大学卒業と、才色兼備に清楚な雰囲気が受け、1977年には、政治家・荒船清十郎が雑誌の企画で対談し、「息子の嫁さんにしたい」と言ったことから、「お嫁さんにしたい女優No.1」と言われ、人気が沸騰する。50代半ばから上の世代にとってはマドンナのひとり。
「人気・実力からすると、もっと早くベストジュエリーをいただいてもよかったんじゃないですか？」と、問われると「（その頃は）なかったんじゃないですか」と、ジョークで笑わせる。
日々輝く努力していることは、「中から美しくなれるように心がけたいと思いますが、一番は好きなことがお仕事につながっている。好奇心をもっていろんなことにチャレンジできる。お仕事させていただいているからだと思いますね。それは20代の頃から変わらないし、いろんなとこに出かけて行って、たくさんの方に御目にかかることで、もっと知りたい。憧れる人にお目にかかるとか、そういう機会をいただいたので、ますます好奇心旺盛になっております」と、好奇心が自分を育てていると語った。
また、1976年10月から「クイズダービー」のレギュラー回答者として、「三択の女王」女王とよばれたが、「女王にはジュエリーが似合いますね」と言われると、「今度、使わせていただきます」と、優しく微笑んだ。
各年代の受賞者には、「10代部門」に川口春菜（18）、「20代部門」に吉高由里子（25）、「30代部門」に吉瀬美智子（38）、「40代部門」に鈴木保奈美（47）、「50代部門」に浅野温子（52）、「60代以上部門」に竹下景子（60）、「男性部門」に市原隼人（27）、「特別賞」に『嵐』の松本潤（30）が選ばれた。
