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【ソチ五輪】17歳・角野友基、「スノーボード・スロープスタイル・予選」で日本の先陣切る!予選1組13位で準決勝へ

 いよいよ「ソチ冬季オリンピック」がスタートした。開会式は明日7日だが、前日となる6日、全競技の先陣を切って、新種目の「スノーボード・スロープスタイル」(ローザクトール・エクストリーム・パーク)予選が始まった。

 スロープスタイルとは、コース上に前半に3つの「ジブ」(レール、ボックス、ウォールなどの障害物)、後半に3つの「キッカー」(ジャンプ台)が配され、トリックの難度とスタイル(美しさ、カッコよさ、スムーズさ等)を競う種目。予選は2本滑ってベストスコアで競う。1、2組のぞれぞれ上位4人が決勝進出、各組5位以下の選手は8日の準決勝に進む。決勝は12人。

 日本選手団のトップバッターとして登場するのが、昨季W杯のスロープスタイル最終戦で初優勝し、種目別優勝した男子の角野友基選手(17=日産X-TRAIL)は、予選1組に入る。

 1回目は、前半の3つのジブをクリアし、後半の3つあるキッカーの2つ目を飛んだ後、尻餅をつき3つ目のキッカーは飛ばずに流す。得点は31.00で12位。

 2回目はスタート直前にも、笑顔で、「●●君のひと言が重い」と、笑顔でスタッフとタッチして飛び出していくなど、緊張していないように見えたが、3つのジブをクリアし、1つ目のキッカーを飛んだあとにバランスを崩して左手をついてしまい途中で続行を諦めた。スコアは16.50と伸びず13位。角野のベストスコアは1本目の31.00となり、8日の決勝前に行われる準決勝に進んだ。

 角野選手は、「オリンピックだけど、いつもと同じ気持。オリンピックでは自分のパフォーマンスができないときくけれど、今までの自分通り演ることが大事かな」と試合前は語っていたが、「上位4人を狙って2回目のレースは少し攻めていったのですが、悔しいです。楽しもうと思って、リラックスしていこうと思いましたが、オリンピックの雰囲気にのまれました。大会の雰囲気にのまれたのは、久しぶりです。(8日は)もっともっとリラクッスして何も考えずに滑れたらいいかなぁ。準決勝はもっともっと挑めたらいいかな」と、感想と意気込みを語った。

 そのうえで「明日の練習でコースを滑って、準決勝はうまく滑れるように、もっともっと調整して頑張りたい」と準決勝に向けてリベンジを誓った。

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