アニソン歌手・水木一郎（66）が29日、都内で「水木一郎＆ロボットガールズ チームZ ヒーローソングライブ supported by スカパー！」の収録会見に声優・本多真梨子、水瀬いのり（18）、荒浪和沙（25）とともに出席した。
「マジンガーZ」や「グレートマジンガー」、「UFOロボ グレイダイザー」など往年の名作ロボットたちが美少女になってアニメ化され、1月から東映チャンネルでスタートした「ロボットガールズZ」の放送開始を記念して、水木と作品に声優として出演する3人がコラボしてヒーローソングを歌い上げるもの。3月12日から同チャンネルで放送される。
「ロボットガールズZ」について、水木は「むかし、自分が歌ってきた作品がこんなに新しいコラボができてうれしい。（マジンガーZらが）色褪せない、これがスゴイなと思った」とご満悦。「アニメやアニソンは常に新しいものをつくればいいとなりがちだが、古いものを守りつつ新しいものをつくっていこうという姿勢がすばらしい」と大絶賛していた。
アニソン界の帝王と呼ばれる水木との共演に、作品で”Zちゃん”ことマジンガーZ役の本多、”グレちゃん”ことグレートマジンガー役の水瀬、”グレンダさん”ことグレンダイザー役を務める荒浪の3人ものっけから大興奮。憧れの水木を見ながら目をキラキラ輝かせる3人に、水木はオリジナルの「Z」のポーズの深い意味とそのポージング指南も。
「“Z”はマジンガー（Z）からはじまった数えられないほどの数値のこと。ももいろクローバーZに教えたら（彼女たちが）幸せになっているし、縁起がいい。（ポーズをやるときは）自分の気持ち、魂をこめて、腰を入れて、そのままZの文字を指でなぞった後に、『ゼーット！！』と飛ばす。これが水木一郎オリジナルの『Z』。人にパワーを贈ることを考えながら『チームZ』とかでやるといい」
その勢いのまま水木の音頭で「ボクたちは幸せだゼーット！！」とさっそく4人でキメ、「パワーをいただいた」「あったかくなった」「もうちょっとやりたい」など本多、水瀬、荒浪も若感心しきり。水木に対して「熱があって周りを明るく元気にしてくれる方」（荒浪）、「私にも同じ『水』という字が入っているので、勝手に親近感を持っている」（水瀬）、「あたたかくて楽しい方。きょうも元気をいただいた」（本多）とベタボレの3人に、水木は先輩としてのアドバイスも。
「礼儀が大切。いくら歌がうまくても、続けられるのは最終的に人間性。きょう、来ていただいた記者さんたちも（イベントを）記事にしてくれるのだから、大事にしたほうがいい。あとは仕事ではなしに、アニメを好きになれるってことかな。3人とも礼儀正しいし、育ちがいい感じがするから、大丈夫だと思うよ」とエールを贈っていた。
また、27日に亡くなった声優・永井一郎さん（享年82）について水木は「いつも気さくでやさしくて、自分の生き様を見せてくれていた方。生涯現役でいきたいとおっしゃっていたが、それを全うされた。（後輩の）みんなに何かを遺していくよといって、天国にいかれたんだと思う。僕も永井さんの年まで何とかがんばって、生涯現役でやっていきたいと強く思った」と故人を偲んでいた。
