お笑いタレント・ほっしゃん。(40)が25日、都内で初主演映画『幸運の壺 Good Fortune』(監督:小川道仁/配給:株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー)初日舞台あいさつに、女優・佐津川愛美(23)、逢沢りな(20)、俳優・前田公輝(20)、ヨネスケ(63)、麿赤児(69)とともに登場し、さらに、映画『さや侍』主演の野見隆明も応援に駆けつけた。
売れない役者・良作(ほっしゃん。)は、鬼嫁・麻美(麻生久美子)にDVで虐げられながら日々を暮らしていた。ある日、マンションの管理人(戸田恵子)から『幸運の壺』を譲り受けた良作だが、突然の鬼嫁の死、予期せぬ訪問者など、さまざまな不幸に見舞われることなり…。さまざまなファクターが最後で1つとなり、解き明かされていく姿に爽快感のある笑いが残るホラーコメディー作品だ。
まずは、ほっしゃん。が、「話を聞いた時アホちゃうかと思った。ほかの人からは大抜てきって言われたけど、それ人にいうもんちゃうと思ってた」と、まずは、配役が決まったときの感想を。「何も創りだすことができなかったんですが、周りに助けられました」と、謙遜するほっしゃん。だが、妹役の佐津川が、「ほっしゃん。が全力投球しているので全力でおもしろいんです」とコメントするなど、主演としてチームのムードメーカーとしてしっかりと存在感を示していた様子。
それだけの熱演があったため、ほっしゃん。は、「自分で観て、全般的に天才やないかと思った。自分で観てもおもしろい」と、自画自賛することも。全容は一言では現しづらい話だが、その内容の一部として、クズ男を演じたという前田は、「僕ははっちゃけた役が大好きで、佐津川さんにプライベートでもあげない手をあげりうシーンがあるのですが、作品を見ると引き出してもらえたなと思った」と、だいぶクレイジーな部分もあるそう。それに乗っかるように麻美の父で良作の義父にあたる役の麿が、「役者の嫁になるもんじゃない。俺の女房も苦労したんだろうな」と、しみじみすることも。
本日、鬼嫁を演じた麻生とマンション管理人の戸田は欠席したが、VTR出演で、麻生は、「ずっと怒ってる役だからストレス発散になるだろうと思っていたんですけど意外と大変でした」といえば、戸田は、「私は3日間くらいで撮って私もそんなにタイトなのは初めてですが、とても素晴らしいものになっています」と、意外な撮影日数を明かしたが、小川監督によると、全体的には「実際は10日間くらいです」という。
ここで、『さや侍』で日本アカデミー賞の新人賞に輝いた野見が劇中で使われた『幸運の壺』を持って登壇。願いを込めることとなったが、ヨネスケが、「オセロ中島のことを言おうかな」と、現在世間を騒がせている話題を持ち出し笑わせた。
また、今朝方、小川監督宛に『マドリッドインターナショナル フィルムフェスティバル』(6月6?9日開催)から、『BEST FOREIGN FEATURE FILM』で、ノミネートのお知らせが届いたことが明かされ、麿も助演男優賞にノミネートされたことが発表された。
本作は2月25日よりシネマート新宿、シネマート六本木、シネマート心斎橋、コロナシネマワールドほかにて全国公開!
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