俳優・大東駿介(27)が16日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーン稽古場で舞台『もっと泣いてよフラッパー』製作発表会見に作・演出・美術・出演の串田和美(71)、松尾スズキ(51)、石丸幹二(48)、女優・松たか子(36)、秋山菜津子(47)、りょう(40)、鈴木蘭々(38)らとともに登場した。
現在上演中の『KAT-TUN』上田竜也(30)らが出演する舞台『冬眠する熊に添い寝してごらん』(参照記事:http://japan-newslounge.com/archives/110353)に続き、渋谷のBunkamura25周年記念公演第2弾。串田が1977年に書いたオリジナル戯曲で92年まで5公演が行われた人気の舞台。1920年という設定で空想の街・シカゴを舞台に、音楽、頽廃の香りが漂うフラッパーらのそれぞれの恋物語などが音楽に乗せて描かれる、魅力にあふれる作品となっている。
まずは、大東、串田、石丸を含めた劇中の18人バンド『オルケスタ・デ・ラ・リベルタ』による『2幕オープニング』『Flying Home』の2曲を手拍子などを交えて軽快に演奏。その後、松らも加わり、『スウィング・メモリー』『もっと泣いてよフラッパー』のジャジーな歌声が会場内に響くこととなった。
チューバを吹き鳴らすこととなった大東は、劇中では、八百長ボクサーのクリンチ・チャーリーを演じる。「楽曲が素晴らしくて、初めてチューバを触らせて頂いて、楽しいです。僕のイメージですけど、夢の世界にひたれるステージじゃないかなあと。本番までにがんばって、本番では素晴らしいチューバを鳴らしたいと思います」と、意気揚々。
チューバは昨年の夏から練習しているそうだが、「今回チューバをやらせてもらって、去年の夏にチューバをやると聞いて初めて練習したんですけど、本当に1ヶ月くらい音が出なくて、(キャストの)みなさんと合流して楽しくて、そうしたら音が出てきました」と、苦労をしみじみ。
さらに、大東は「でも、きょうはみなさん(報道陣)の前で、緊張すると音が出ないというのが分かり見事にぶっ潰れましたので、本番はこれで大丈夫だなと思いました」と苦笑いを浮かべる様子も見せていた。
舞台『もっと泣いてよフラッパー』は2月8~3月2日まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、3月7~9日まで長野・まつもと市民芸術館、3月14~16日まで大阪・シアターBRAVA!にて上演!