NO IMAGE

オーディトリウム渋谷改装前最後の上映は岩井俊二監督の短編アニメ作品!こだわった部分とは

オーディトリウム渋谷改装前最後の上映は岩井俊二監督の短編アニメ作品!こだわった部分とは
オーディトリウム渋谷改装前最後のトークショーが開催!

 岩井俊二監督が初めて手がけたショートアニメ『TOWN WORKERS』全3話の一日限定上映会が9日、東京・渋谷のオーディトリウム渋谷で開かれた。

 初めてのアルバイトにおける心の動きと成長の様子を描いた3つのショートストーリーで構成された本作。実写で撮影された映像をトレースし、アニメーション化するロトスコープという珍しい技法が使用され、実写的世界と絵画的世界が交錯する独自の世界観で描かれる。

 本作は9月18日より特設サイトにて公開されているが、今回一日限りの劇場での上映となった。この日は同所改装前のイベントともあり立ち見が出るほど人の熱気であふれた。

 岩井監督は本作へのこだわりを、「自分がアニメを作るなら、たとえば顔なら耳やこめかみなど、細かい輪廓までを再現したリアリティある作品にしたかった」と、熱弁を振るった。

 タウンワークとのプロジェクトということで、「はたらくこと」については、「仕事が時間を売ったことへの対価だというのでは世知辛いし、それだけでは続かない。その点、自分は好きなことをやれていることのありがたさを感じている。自分は(映画などの)形あるものではない不確かなものをつくっている分、観た人にとって忘れられないような作品を作りたいと思う」と、今後への抱負を述べていた。

オーディトリウム渋谷改装前最後の上映は岩井俊二監督の短編アニメ作品!こだわった部分とは

広告