アイドルグループ『AKB48』グループが今月10日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催した『AKB48グループ ドラフト会議』で各グループから1位指名を受けた10人と、2巡目で5チームから指名を受けた1人の計11人のもとに16、17日、指名した各チームのキャプテンらが表敬訪問した。
○西山怜那（青森、12）AKB48チームAから総監督高橋みなみ、キャプテン横山由依
「資料やパフォーマンス時の表情や受け答え（訛りもかわいい）も良かったこと」と、指名した理由を告げると、不安を感じて涙ぐむ西山に高橋から「自分を強く持って、がんばってほしい。早くみんなと一緒のステージ立てることを願っています」と、メッセージ。
○後藤萌咲（愛知、12）AKB48チームKからキャプテン大島優子
大島から「紙資料をもらった時点で一目惚れだった。今のAKBにはない元気やパワーをもっていて、それをチームに対していい効果を生んでほしいと思った」と、指名した理由を話し、後藤からは「チームKの個性を崩さないように頑張りたい」というコメントが。これには大島も感心した様子で、「チームKにとって希望の存在として見ている。同じ年の下口ひななと『なまいきっず』として一緒に自由にやってほしい」と、気持ちを伝え抱擁する様子も見せた。
○横島亜衿（愛知、13）AKB48チームBからキャプテン梅田彩佳
「今までのチームBにいないキャラ。大人に気を使わないグイグイいくタイプで13歳ならではのキャラを生かしてかき乱してほしいこと」と指名した理由を挙げる梅田。横島は終始緊張していたが、梅田から、「レッスン中に悔しかったことはあった？」と聞かれ、立ち位置が変わってしまったことを挙げた横島に対して、梅田が「公演でいいポジションをもらえた時は、その代わりにそのポジションに立てないメンバーの事を思いやってほしい。または逆に後列端のポジションになっても、腐らずに頑張ってほしい。どんな位置でも見てくれている人はいるから」と、心構えを伝えた。
○川本紗矢（北海道、15）AKB48チームBから柏木由紀、島崎遥香
指名した理由は「席にいた5人の意思が一致し指名しました。小嶋さんが可愛いと絶賛していました」とコメント。川本が島崎のファンということもあり終始緊張の様子が観られたが、『天使のしっぽ』を劇場で披露するのが夢と語る川本に、「一緒にやろう」と島崎が応えることも。また、川本の自宅近くに降り立ち、北海道の広大な大地と大自然のパノラマに圧倒される柏木と、島崎は牧場の牛を見て興奮していたという。
○松本慈子（大阪、13）SKE48チームSからキャプテン中西優香
中西が指名した理由は、「チームSはダンスがうまい子はたくさんいるため、ほかの要素として何にも染まっていない若くて自然味溢れている純粋な慈子さんを選んだ」と伝えると、松本からは「ダンス経験がないので、ダンスが覚えられるか不安です」という質問に対し、自身の体験談として、「努力すれば大丈夫、腹筋、背筋の筋トレを行った方がいい」とアドバイスする様子も。
○小石公美子（兵庫、18）SKE48チームEからキャプテン松井玲奈
同期や後輩メンバーの自宅に行った事がなく、ターホンすらどう押すのかわからないくらい緊張していたという松井。小石からは、は「ドラフトに選ばれた時は、とにかく選ばれたことに不安を感じていたが、少し時間が経って、今は玲奈さんに後悔させたくないので、一生懸命頑張ります」と頼もしげなコメントが。それに松井は、「小石ちゃんのようなハツラツとした子がポンと入ってくると雰囲気も変わると思う。方言などは無理に直さない方がいいかもしれない」と、個性を伸ばす方針であることを伝えた。
○須藤凜々花（東京、16）NMB48チームNからキャプテン山本彩
人見知りという山本の方が緊張していたそうだが、須藤へは、「凛とした姿が印象的で、チームNにはいないタイプだと思いました。席にいた5人の意見が一致していて、その中でもみるきー（渡辺美優紀）が強く推していたんです」と、伝えることに。「どうして体育会系だと思ったの？」という山本の質問に、須藤は「振付の中に組体操があるから」と返答していた。
○磯佳奈江（茨城、20）NMB48チームBⅡからキャプテン上枝恵美加
上枝は「話し方もしっかりしていて、年齢も上の方なので、チームBⅡは若い子が多いチームだから、お姉さんとしてまとめていってほしい。チームBⅡは去年の10月10日にできたばかりのまだまだ認知度も低い、これからのチームなので一緒に引っ張っていってほしい」と、期待をかけることに。それに磯はダンスを覚えるのは大変ですか？出身が関西以外の人はいますか？など次々と質問が出てきて、積極的な様子を見せていたという。
○山本茉央（福岡、17）HKT48チームHから劇場支配人指原莉乃、キャプテン穴井千尋
指原はフルーツのお土産を持参し「娘さんを下さい」という気持ちだったそう。穴井から、り「HKTはとにかく若いというイメージが強いけど、いろいろと個性も出せるグループ」、指原からは「非常に仲の良いチームだから山本の得意の変顔などもどんどんアピールしていってほしい」と、伝えることに。ダンスが不安という山本へ、「しっかりとダンスの先生や先輩たちが指導していくし、最近は新しく入った3期生もいるので同期生のように一緒に頑張ってほしい。楽曲を聞いて体にリズムを覚えさせることを習慣づけた方がいい」と、さっそくアドバイスをしていた。
なお、今後候補者らは12月31日までをめどに、チーム加入へ向け、具体的な交渉に入るという。
