timelesz・原嘉孝 初主演映画で「聞いてなかった」5分弱の⻑回シーンも一発OK!原の初恋の思い出はポケモン映画の…

timelesz・原嘉孝 初主演映画で「聞いてなかった」5分弱の⻑回シーンも一発OK!原の初恋の思い出はポケモン映画の…【オフィシャルレポート】 ENTERTAINMENT
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timelesz・原嘉孝 初主演映画で「聞いてなかった」5分弱の⻑回シーンも一発OK!原の初恋の思い出はポケモン映画の…【オフィシャルレポート】

 アイドルグループ『timelesz』原嘉孝が初主演映画『初恋芸人』(監督・脚本:夏目大一朗/配給:ギグリーボックス)の初日舞台あいさつが12月19日東京・新宿バルト9で行われ、共演の沢⼝愛華、ハニトラ梅⽊、夏⽬⼤⼀朗監督らとともに登壇した。

 売れないピン芸⼈で彼⼥いない歴=年齢の佐藤賢治(原)は、⾃⾝のことを「⾯⽩い」と⾔ってくれる市川理沙(沢⼝)に初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器⽤な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて明かされる市川の秘密――。これは、何かになりたかった⼈たちに捧げる、「何物でもないもの」の物語。

 本作がついに公開された⼼境を聞かれた原は「撮影したのが1 年半前ぐらいなので、“ここまで⻑かったな”という感じですけど、今⽇から全国の皆さんに⾒ていただけると思うとワクワクが⽌まりません」と期待に胸を躍らせ、「皆さんの⼒をお借りして、ぜひ盛り上げてくださるとうれしいです」と呼びかけた。

 また、印象に残っているシーンを尋ねられると、原は「43 分20 秒からの⻑回しのシーンがあるんですよ。僕も⾒直した時に“こういうシーンあったな”って思い出したんですけど、カフェで沢⼝さんとの2 ⼈のシーンで、ゆっくりアップになるくらいで画⾓もまったく変わらない5分弱の⻑回のシーンです」と説明し、「僕たちは“⻑回し”って聞いてなかったんですけど⼀発OK が出ちゃって、監督に『今の⼤丈夫でした︖』って確認しました」と回顧。沢⼝も「わざわざ監督を呼び出して、「本当に⼤丈夫ですか︖」って詰め寄った覚えがあります」と打ち明けた。
 これを受け、夏⽬監督は「2 ⼈に呼び出されて『⼤丈夫なんですか︖』みたいな感じで⾔われましたね(笑)。初めは僕もカット割りする予定だったと思うんですけど、お2 ⼈の緊張感のある演技が続いて“これ、⼀発で⾒せた⽅がいいんじゃないかな”ってなって、あのシーンは⼀発で」と急遽、⻑回しで撮影したことを明かし、原は「だから2 ⼈の間とか、声の使い⽅だったりがリアルで、緊張感がすごく伝わるシーンに結果的になって、いいシーンになったなと思いました」と満⾜げな表情を⾒せた。

 沢⼝は「劇場の外に出て賢治と理沙が⾔い合うシーンがすごく印象に強く残っています。台本上、原さんは涙を流すシーンで、私は涙を流すとは書いてなかったんですけど、リハや本番を何回か重ねていく中で、感情がだんだんと出来上がってきてしまって、私もなぜか泣いてしまいました。そこは役者経験が少ない中で、“感情ってこういう⾵に出来ていくんだな”という学びを得たシーンでもあったので、すごく印象に残っています」と⽬を輝かせた。

 梅⽊は「原さんとの最後の漫才のシーンですね。原さんと2⼈で何回もネタ合わせをしましたが、原さんはものすごくお笑い感がいいので、めちゃくちゃアドリブを⼊れてくるようになって(笑)、何カットかに分けて撮影しているんですけど、毎回、原くんのアドリブが変わるんですよ。それに合わせて僕も突っ込んだりするという感じが本当の漫才と同じだったので、めちゃくちゃ覚えてますね」と振り返り、原は「撮影⽇以外で稽古する時間を取って、時間が空くたびに練習させていただいたので、役を通り越したコンビネーションが⽣まれて⾃然にアドリブを⼊れたり、それを受け⼊れて拾って突っ込んでくれたという関係性が出来た稽古期間と撮影期間だったなと思います」としみじみ。

 続けて、梅⽊は、売れていない芸⼈役なのにどんどん⾯⽩くなっていく原に「ダメ」と注意したことがあったそうで、原は「⼀⾔⼀句、細かくチェックしてもらって、『この⾔い⽅だと⾯⽩くなっちゃいますよね』とか、『もっと間を取ってみましょう』とか、“⾯⽩いわけないじゃん”ってところに⾏かなきゃいけないので、それは難しかったですね」とお笑いの才能を隠すことに苦労したそうで、梅⽊は「そこは結構2 ⼈でお話しさせていただいたんですけど、みるみる⾯⽩くなくなっていくのですごいなと思いました(笑)」と笑顔で語った。

 そして、撮影の舞台の1 つとなった因島での思い出を聞かれた原は「商店街の感じとか、そこら辺を歩いているおばあちゃん、おじいちゃんとか、公⺠館とか、街並みが昔ながらで、天気もすごく良くて、派⼿な観光地ではないんですけど、“ここで賢治は育ったんだ”って⾃然に思えるようなほっこりした街で、作品の⼀部になってくれたなと思います」と⽬を輝かせ、沢⼝は「本当に実家感のあるような親しみ深い街で、スタッフさんのお⺟様が因島におられたということで、⼣⾷を作っていただいたりして、みんなで飲んだりしたんですけど、その時に飲んだ⽇本酒がすごく美味しくて、その銘柄をずっと思い出せないまま1 年半過ぎてしまったので(笑)、これを機に覚えて帰ろうかなって思いました(笑)」とうれしそうに話した。

 イベントでは、賢治の⽗を演じた温⽔洋⼀と、⺟を演じた川上⿇⾐⼦からのビデオメッセージが寄せられ、VTR を⾒た原は「うれしいですね。本当にお2 ⼈ともすてきな⽅で、シーンはそんなに多くなかったんですけど、お会いした瞬間から“この両親の元で育ったな”って⾃然に思わせていただけた、そんな役者さんのパワーみたいなのをすごく感じましたね」と吐露し、「川上さんの息⼦の恋愛に⼲渉してくる感じとか、温⽔さんの息⼦に何か⾔いたいんだけどちょっと我慢している感じとか、僕もそれを受けて両親にちょっと強がって⾔う感じとかもあるなと。(親⼦のシーンは)すごくいいシーンになったなと思います」と語った。

 さらに、本作の内容にちなみ、初恋の思い出を尋ねられると、原は「本当なんですけど、ポケモンのラティオスとラティアス(『劇場版ポケットモンスター ⽔の都の護神 ラティアスとラティオス』)っていう映画があって、ラティアスが⼥の⼦に変⾝するんです。その⼦がサトシとチューをするんですけど、あの瞬間がマジで僕の初恋です。これ本当なんです︕キュンキュンしちゃって、本当にあれが僕の初恋でした。ピンクの髪も良かったんですよね」と打ち明け、沢⼝は「私は某夢の国の髪の⻑い王⼥の盗っ⼈が好きです。ユージーンってキャラクターがいるんですけど、すごくイケメンなんですよ(笑)。すごく好きで、先⽇、某夢の国⾏ってきた時に、ユージーンの指名⼿配書がプリントされたトートバッグがあったので、迷わず購⼊させていただきました︕いつまでも初恋のままです」と⽬を輝かせた。
 なお、夏⽬監督は「ジョディ・フォスター」と答え、梅⽊は「信号待ちで⽌まったところに⾞が⽌まって、その⼈がめちゃくちゃかわいくて、あっと思ったらブーンって⾛って⾏って、それ以来、2度と会えてない」と遠くを⾒つめた。

 最後にPR コメントを求められた原は「僕の演じた佐藤賢治が中⼼で回っていくストーリーなんですけど、⼼情がすごくリアルで、“売れたい”と思っていながらもどこか『本気じゃないじゃん』って皆さんも観ていて思ったと思いますし、僕も演じていて賢治に『もっとやれよ』って⾔いたくなるようなムズムズする映画なんですけど、それって⽇常のリアルじゃないですか。夢を追い切れない⾃分とか、⾔い訳を考えちゃう⾃分とか、初恋の相⼿に正直に⾔えないとか、そういう⼤きな波はあるかって⾔われるとないんですけど、リアルなスピードで進んでいくこの物語が、逆に今、⽴ち⽌まっている⼈がいたとすれば、すごく気づかされることが多いんじゃないかなって。そんな作品になっていると思います」とアピールし、「今⽇から全国で公開ということで、少しでも多くの⽅にこの物語が届いてくれるといいなと⼼から願っております。今⽇からぜひよろしくお願いします。たくさんエゴサするので。ハッシュタグ“#初恋芸⼈みた”で感想を投稿して、ぜひ盛り上げていただけたらなと思います」と呼びかけた。

 映画『初恋芸人』は、特撮番組の脚本執筆やUMA(未確認生物)研究家としても活躍している中沢健の作家デビュー作で、2025年8月から小学館のオリジナルコミックアプリ「マンガワン」でもこやま仁によるコミカライズの連載がスタートした異色の同名恋愛小説。

 12月19日より池袋HUMAXシネマズ、新宿バルト9ほか全国ロードショー。

 <ストーリー>
 彼女の笑顔が僕をヒーローにしてくれた
 本作は売れないピン芸人・佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばず。彼女いない歴=年齢で、妄想の世界にだけ居場所を見つけていた。嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきたのだ。そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は、初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて明かされる市川の秘密――。
 これは、何かになりたかった人たちに捧げる、「何物でもないもの」の物語。

 <クレジット関係>
 ◆タイトル:初恋芸人
 ◆原作:中沢健「初恋芸人」(小学館「ガガガ文庫」刊)
 ◆出演:原嘉孝 沢口愛華 温水洋一 川上麻衣子 佐藤アツヒロ 六角慎司 ほか
 ◆監督・脚本:夏目大一朗
 ◆主題歌:「優しすぎた怪獣」Land Cell.
 ◆企画・プロデュース:小浜圭太郎
 ◆プロデューサー:峯松里香
 ◆後援:尾道観光協会 因島観光協会
 ◆協力:小学館
 ◆製作:「初恋芸人」フィルムパートナーズ
 ◆公開表記:池袋HUMAXシネマズ、新宿バルト9ほか全国ロードショー中
 ◆コピーライツ:©「初恋芸人」フィルムパートナーズ
 ◆配給:ギグリーボックス

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