俳優・市村正親（64）、ロンドンオリンピック「ボクシング男子ミドル級」金メダリストで、プロに転向した村田諒太（27＝三迫）、お笑いコンビ『品川庄司』の品川祐（41）、庄司智春（37）、教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹（66）が「イクメン オブ ザ イヤー2013」（後援：厚生労働省／特別協力：厚生労働省委託事業イクメンプロジェクト）に輝き、17日に埼玉県・越谷レイクタウン「イオンシネマ」で行われた同表彰式に出席した。実行委員長にはプロデューサー・おちまさと氏、MCには中西モナ（37）が務めた。
同賞は、「10月19日」が「父さん＜10＞育児＜19＞の日」から、「イクメンの日」と制定され、10月20日（10月第3日曜日）が「孫の日」であることから、2011年より、「今年一番育児を楽しみ・頑張ったパパ=イクメンと孫のために張り切ったイクジイ」を著名人より選定し、表彰するというもの。
女優・篠原涼子（40）と2005年に再婚。2008年5月に第1子となる長男、2012年2月に第2子となる次男が誕生している市村は、「素晴らしい賞をいただいて光栄。今年、役者生活40周年なんですが、妻と子があっての賞だと思います。2人の子供に恵まれて、朝起きたら子供がいて、幼稚園に通うまでが天国。その後に仕事に行くんですが、早くお家に帰って子供に会いたいなぁと思います。いままでの人生の楽しみが４倍に増えたなぁ」と、実感を込めた。
さらに、「長男がブルーが好きなので、（先ほどいただいた）ブルーの鳥は喜びます。子供がくれた賞みたいなものなので、賞金が頂けるのということで、ママと子供たちに素晴らしいプレゼントを持って帰りたい」と、子煩悩なイクメンぶりと愛妻家な一面を披露した。
おちが、「市村さんも『高い高～い』しますか？」と聞くと、市村は、「高い高いしますよ」と、あたりまえのように言うと、周りから、「腹式呼吸の高い高～い」と、イジられた。
それを受けて、「家で発声練習しているので、『あははははぁ～』と言うと、上の子が『じゃーん』とコールする。次に高い音階の発声練習をしてます。下の子は、『屋根の上のバイオリン弾き』を指して、コレが観たいと。一昨日ぐらいから踊り始めました。僕の出てくる同じ場面で、『ヘヘン』と笑う。上の子が『パパ歌舞伎役者なりたい』と言ってきたので、同じ市村だけど、『うちは橘屋じゃない』と言って、かんべんしてもらいました」と、父親の顔で子供の成長ぶりを語った。
2011年5月に長男が誕生し、イクメンで愛妻家の村田は、「このような賞をいただいて喜んでおります。正直、去年がイクメンだったので、去年の分もあわせて頂戴します」と、喜びを語った。子供に、いつも淋しい思いさせているという思いから、家にいるときには、積極的に育児を手伝っているそうで、「歯磨き、お風呂、寝かしつけも全部ぼく」としながら、「たいしたことはしていない」と、謙遜した。
2010年4月に長女が誕生した品川は、子供の写真をブログにアップするなど、イクメンぶりは広く知られている品川は、高速道路の事故渋滞に巻き込まれ、まさかの大遅刻。授賞式に間に合わずトークショウから参加となった。
途中で高速道路を降り、電車を乗り継いで息を切らせながら駆けつけた品川は、「子供が熱出してというエピソードだったらね」と、笑いを誘う。続けて、「嬉しいです。もうちょっとしたら頑張って、もうひとり作ろうかなと思っているので、弾みになれば」と、計画も口にした。
庄司は、元モーニング娘。の“ミキティ”こと藤本美貴（28）と2009年に結婚。2012年3月27日に第1子となる長男が誕生。それをキッカケに絵本の制作活動も開始するなど、イクメンかつ愛妻家として知られる。
庄司はおちから、「この思いを誰に伝えたいですか」と、問われると、「ミキティ～」と、さっそくお約束を披露。そして、「なぜこの賞を頂けたのかと考えた結果、ミキティのおかげだな」と、愛妻家ぶりを披露。
続けて、「めちゃめちゃ嬉しい。しかもコンビで珍しい」と、コンビでの受賞を喜んだ。最近は、子供に読み聞かせをやっているそうだが、「絵本読んでいると噛んでしまうので、絵本の読み聞かせが禁止になりました。これを持って帰って読み聞かせ復活させたい」と、笑わせた。
イクジイ部門を受賞した尾木ママは、「尾木ママになって4年しか経っていない。“ママ”を楽しんでいるのに、イクジイといわれて、我が性に目覚めた感じ。混乱しておりますけど、僕ら団塊の世代は共働きで必死だったので、イクメンだった。元祖イクメンと冗談ぽく言っていた」と、実際に受賞し、満面の笑みで喜びを表現していた。
最後に品川は、「イクメンと言われると恥ずかしい。そんなに頑張っているつもりないので。奥さんの方が大変ですよ。奥さんの軽減になるキッカケになれば。僕の低めの高感度が…」と、最後はオチをつけたが、イクメンは愛妻家でもあることが分かった。
【イクメン オブ ザ イヤー2013】
俳優部門 市村正親（64）
スポーツ部門 プロボクサーの村田諒太（27）
タレント部門 お笑いコンビ『品川庄司』の品川祐、庄司智春
【イクジイ部門】
教育評論家・尾木直樹（66）
