NO IMAGE

NHK主任研究員を約280万円架空発注で懲戒免職…業者から物品受け取りも

  • 2013年10月17日
  • 2022年10月22日
  • SOCIETY

 架空の音響設備工事を発注し、NHKから業者に約280万円を振り込ませたとして、NHK職員は16日、NHK放送技術研究所の浜崎公男主任研究員(55)を懲戒免職にしたことを発表した。

 浜崎研究員は業者から百数十万円相当の物品を受け取っていたという。

 17日付の日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、スポーツ報知、東京中日スポーツ、デイリースポーツ各紙が報じており、浜崎研究員は昨年3月、業者と相談してスタジオの音響設備の工事を架空発注し、NHKに279万3000円を支払わせたという。2008年から11年まで、この業者から3回にわたり、デジタルカメラやパソコンなどの物品を受け取っていたといい、浜崎研究員は事実関係を認めているという。

 同日午後、詐欺の疑いで浜崎元研究員と、音響機器会社役員の告訴状を警視庁に提出。当時の上司2人を減給などの処分にしたとしている。

 動機について、16日に記者会見したNHKの担当者は「本人と業者の言い分が食い違う」などとして、明らかにしなかった。

広告