アイドルグループ『AKB48』が2日、東京・秋葉原のAKB48劇場で公演を再開した
5月下旬に岩手県内で開いた握手会でメンバーの川栄李奈（19）と入山杏奈（18）、さらにかばおうとした男性スタッフが、ノコギリのような刃物を持った男性に襲撃されけがを負っていたことから、劇場公演を休演、同所も休館となっていた。
この日から8人体制から17人体制へと警備を強化。入口にスタッフ3人に加え、警備員4人を配置。空港と同じレベル設定のゲート式金属探知機を2台設置するなど、ボディーチェックを強化したり、開場時間中、劇場内は警備員2人と会場整理員2人にて来場者案内とステージ前の安全を確保するなど対策を講じながらのものに。
さらに、開演中も客席の1列目は着席使用不可となり、ベンチの間の縦通路に鉄柵を設置し、ステージへの駆け寄ることを事前防止、楽屋前にも劇場スタッフと警備員を配置し、公演終了後のハイタッチ会は当面の中止となるなど、警備が厳戒となる中でのものとなった。
この日は高橋みなみ（23）率いるチームAの『恋愛禁止条例』公演が行われることに。開演前には出演メンバー全員がステージに登壇し、高橋が代表して「今日から、この秋葉原での劇場公演を再開させていただきたいと思います。花道が使えなかったり、金属探知機の導入、そしてこの目の前にある最前列の柵、みなさんにはたくさんご協力していただいて、我慢していただかなければならないことが沢山ありますが、きょうこの場所から再スタートさせていただきたいと思います」と、宣言。
チームA公演のスタートからとなったことについて、高橋は、「川栄、入山がいるチームだからです。現状人数が足りない状態ではありますが、ふたりが戻ってくるまでの間、きちんとこの劇場を守れるように頑張っていきたいと思っていますので、みなさん、ぜひお力を貸してください」と、呼びかけた。
公演終了前の残り1曲となり、高橋は、「やっぱり公演は楽しいです。すごく大切な場所でした。これからもみなさんと一緒にこの場所に立てていけるように頑張っていきたいと思います」と、思いを口にしていた。
