女優・栗山千明(29)が10日、都内で第4回『このライトノベルがすごい!』大賞授賞式に登場した。
ライトノベルガイド本『このライトノベルがすごい!』(宝島社)から生まれた新人賞で、10代の読者をターゲットにしたオリジナリティあふれる作品を募集し「読み手のプロ」、「販売のプロ」、そして特別選考委員の栗山が選考する。4回目となる今回は応募総数424作品の中から大賞(1枠)、金賞&栗山千明賞(1枠)、優秀賞(2枠)が決まり、受賞作品は同日刊行される。
ハロウィンを思わせるチェック柄のワンピースで登場した栗山はプレゼンターとして各賞の受賞者へお祝いの言葉と目録を手渡す。金賞&栗山千明賞受賞作品『魔法学園(マギスシューレ)の天匙使い』については「本当に勇気をもらった作品です。オンリーワンのことを大切にしながら、その時にできる精いっぱいのことをする主人公にとても共感しました。『戦うことが勝つことではなく、誰かを守るため』という優しい言葉も感じ取れて、『栗山千明賞』を獲っていただきたいと思いました!」と、選考の理由を力説することも。
受賞した小泊フユキさんは「私の作品を評価してくださり、ありがとうございました。栗山千明さんには特別に目を留めていただき、本当に嬉しかったです。そんなにカッコいい主人公ではないので、栗山さんに褒めてもらって本当に嬉しいです」と受賞の喜びを噛み締めた。
フォトセッションが終了し、お開きと思われたが会場が暗転。ややフライング気味にHappy BirthdayのBGMが流れるとバースデーケーキが登場。偶然にもこの日が誕生日の栗山はステージ上で「わあ~すごい!カワイイ!」とビックリしながらも満面の笑みを浮かべる。
「驚きました!うれしいです!ありがとうございます!ホントに『このライトノベルがすごい大賞』は毎回参加させていただいているので、この時期がくると『あっそろそろ』とか審査する季節になると『そろそろ、どんな作品がくるのかな?』と毎年、楽しみにしている恒例行事の1つであります。たまたま今回、誕生日に開催されたということで多くの人にお祝いしていただいて、ホントにいい誕生日になりました。ありがとうございます!」と感謝の言葉を述べて、会場を後にした。
■第4回『このライトノベルがすごい!』大賞
○大賞
『セクステット 白凪学園演劇部の過剰な日常』長谷川也さん(はせがわ・なりや)
○金賞&栗山千明賞
『魔法学園の天匙使い』小泊フユキさん(こどまり・ふゆき)
○優秀賞
『ヒャクヤッコの百夜行』
サブさん(さぶ)
『非モテの呪いで俺の彼女が大変なことに』藤瀬雅輝さん(ふじせ・まさてる)