歌手の土屋アンナ(29)が主演を務める予定だった舞台『誓い～奇跡のシンガー～』が中止となった問題で、3026万円の損害賠償を求められた民事訴訟の第1回口頭弁論が7日、東京地裁で行われた。
原告側は舞台を主催した株式会社タクトの甲斐智陽こと高橋茂氏(62)、代理人の伊藤芳朗弁護士(53)が出席。被告側は土屋本人は現れず、代理人の4人の弁護士が出廷した。口頭弁論は損害賠償額の計算間違いを指摘後、舞台の台本や原案となった濱田朝美さんの著書『日本一ヘタな歌手』などの証拠物件を提出。被告側から提出された答弁書についてやりとりがあった後、小林久起裁判長は土屋側に「稽古に出ない法的な証拠を明らかにしてほしい」と求めた。
8日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、閉廷後、甲斐氏は「名前が売れていようが、まずは人間であれということ。言いたいことがあったら(出廷して)堂々と主張したらいい」と話した。土屋本人もこの日、自宅でインターホン越しに取材に応じ、「うちの弁護士が理由はすべてまとめていると思う。裁判長から言われたということは、話すきっかけになると思うので、内容はきちんとまとめていくと思います」とコメント。次回口頭弁論は12月11日を予定している。
